ビオチン欠乏症の場合、主にどのような治療をしますか?

ビオチンの投与に加え、原因となる薬剤の中止や変更、食生活の改善を行います。

解説

ビオチン欠乏症の治療としては、ビオチンの経口摂取、もしくは点滴での投与を行います。
抗てんかん薬の一種であるバルプロ酸や抗菌薬の使用が原因となる場合もあり、その場合には薬剤の変更ないし中止を行います。
また、卵白を大量に摂取した場合にもビオチン欠乏の症状が出る場合があり、その場合には卵白の摂取を中止します。

経口摂取の場合、まずは薬で投与されることが多いですが、場合によっては食品から摂取する方法もあります。
ビオチンはさまざまな食品に含まれており、代表的なものとしては、レバー (100μg/100g)、米(60μg/100g)、卵黄(50μg/100g)などがあります。
その他にも、ビオチンを多く含む食品としては、大豆、牛乳、豆類、ナッツ類、しいたけ、アサリなどがあります。

公開日

最終更新日

横浜医療センター 消化器科

川崎 千瑛 監修

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(参考文献)

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