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ダンピング症候群
「ダンピング症候群」とは、胃切除の手術を受けた方に起こる病気です。摂取した食物が急激に腸へと流れ込むことが原因で、食後にめまいや動悸、冷汗や全身の倦怠感などが生じます。これらの症状は、安静にしていれば数分で治まることが多いです。通常は手術後3ヵ月ほどで治りますので、それまでは食事の内容に気を付けるようにしましょう。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
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(参考文献)
北野正剛. 消化器外科専門医へのminimal requirements 改訂第2版. メジカルビュー社. 2017山口隼ほか. 胃切除後症候群. 日本医事新報. 2020, 5037, p.45-46.大嶋 陽幸. 3 胃全摘術. 消化器外科ナーシング. 2016, 21, p.588-593.中島 佳緒里ほか. 幽門側胃切除術後の食事摂取量をセルフコントロールするための指標の検討. 日本看護研究学会雑誌. 2004, 27, p.59-66.渡部 洋三ほか. 早期ダンピング症候群の症状分析および術前予測法に関する検討. 日消外会誌. 1986, 19, p.2134-2137.佐藤 研ほか. 認知行動療法により症状の改善をみたダンピング症候群の1例. 消化器心身医学. 2006, 13, p.49-54.丸山 道生. 術後の食事と代謝栄養. 外科と代謝・栄養. 2015, 49, p.191-198.
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