関節ねずみ
「関節ねずみ」とは、関節内に骨や軟骨の破片が遊離する病気です。主に膝や肘、足首などで発生し、関節の引っかかり感や痛み、腫れ、可動域の制限などの症状がみられます。関節が動かなくなる、痛みが続く、腫れが引かない場合は整形外科を受診しましょう。早期診断と適切な治療が、関節機能の維持に重要です。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
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関節内に骨や軟骨の破片が遊離して存在する状態で、関節の動きを妨げる病気です。
変形性関節症、軟骨損傷、骨折、骨壊死、離断性骨軟骨炎などの病気が関与することが多いです。
症状にもよりますが、症状が進行して関節の損傷が悪化する可能性もあり、放置は推奨されません。
関節ねずみは関節内の遊離体、野球肘は投球動作による肘の障害全般を指し、原因や病態が異なります。
膝のコリコリ音は関節ねずみ以外の原因も多く、自己判断せず医療機関での診断が必要です。
遊離体が関節に挟まったり炎症を起こしたりすると痛みが生じますが、無症状の場合もあります。
膝の皿(膝蓋骨)の大きさ自体が直接的な原因となるかは明確ではありません。
症状について
治療について
症状や原因に応じて、保存療法(投薬・リハビリ)や手術(関節鏡手術)による治療を行います。
痛みが出る動作を避けることが重要です。また、過度な運動は避けてください。
自然治癒しないことが多いです。放置すると軟骨の損傷が悪化する可能性があるため、適切な治療が必要です。
手術する病院により異なりますが、関節鏡視下手術の場合、一般的に通常2~3日程度の入院で済みます。
通常、日常生活への復帰は2~4週間、スポーツ復帰は1~2ヶ月程度かかります。個人差があります。
関節鏡手術なら日帰りや短期入院が可能な場合もありますが、麻酔方法や医療機関によって変わります。
手術方法や保険、医療機関により異なりますが、一般に数万円から数十万円程度が目安です。
主に小さな切開で行う関節鏡手術で、遊離体を取り除く方法が一般的です。
症状が軽度の場合、安静や鎮痛剤、リハビリなどで経過観察する治療法です。
手術後や保存療法で、関節の動きや筋力を回復させるための運動療法を行います。
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