MRSA感染症
「MRSA感染症」とは、さまざまな抗菌薬に対して耐性を持つMRSAという菌が原因となって起こる病気です。MRSAは医療関連感染の代表的な原因菌のひとつです。この菌が体内に侵入すると、重症の場合は意識障害、多臓器不全などの症状が現れることがあるので、注意が必要です。治療にはバンコマイシンなどの抗MRSA薬が用いられます。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
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さまざまな抗菌薬に対して耐性を持つ菌(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が原因となって起こる感染症です。
MRSAという菌に感染することで起こります。医療関連感染の代表的な原因菌のひとつです。
感染者との接触や、飛沫の吸入で感染します。
保菌者は、感染しているものの症状が現れていない人のことを指します。感染者は、感染によって症状が現れている人のことを指します。
MRSEはメチシリン耐性表皮ブドウ球菌です。病原性は低いので、免疫力が下がった時に感染しやすいです。
症状について
治療について
バンコマイシンなどの抗MRSA薬による薬物治療が行われます。使用される薬剤は症状によって異なります。
感染の拡大を防ぐため、手洗い、手指消毒に加え、咳・痰などがある場合はマスクの着用も推奨されます。
自然治癒する可能性はありますが、免疫力が下がっている感染者の多くは抗MRSA薬による治療が必要です。
2~4週間の抗MRSA薬治療が必要です。症状によっては、さらに長期の治療が必要な場合があります。
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(参考文献)
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