心エコーでのIVCの正常値はどれくらいですか?
安静時のあおむけ(仰臥位)で測定した場合、IVCの最大径は通常2.1cm以下とされています。
安静時のあおむけ(仰臥位)で測定した場合、IVCの最大径は通常2.1cm以下とされています。
IVCとは下大静脈のことで、心エコーでは循環血液量の状態や右房の圧を推定するために、肝静脈の近くで計測・観察されます。
心エコーでのIVCは息を吐いた直後(呼気末期)の最大径が2.1cm以下、かつ鼻をすすったときの径の変動率が、安静時と比較して50%以上であれば正常と判断されます。
右心房への圧力評価では、IVC径が2.1cm以下かつ変動率50%以上であれば、正常な右房圧(0~5mmHg)と判断されます。
逆に径が大きく変動しない場合は、循環血液量の過剰や心不全の可能性が疑われます。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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