肺機能検査の異常を指摘された場合、放置するとどうなりますか?
放置すると重大な健康リスクにつながる可能性があります。
肺機能検査で異常を指摘された場合、放置すると重大な健康リスクにつながる可能性があります。
肺機能検査は、肺がどれだけ空気を取り込んだり吐き出したりできるかを調べる検査で、主に「%肺活量」や「1秒率」といった項目で評価されます。
%肺活量が基準範囲(80%)より低い場合
肺の膨らみが悪くなっていると考えられ、間質性肺炎や肺線維症などの拘束性換気障害が疑われます。
1秒率が基準範囲(70%)より低い場合
気道が狭くなっていると考えられ、COPDなどの閉塞性換気障害が疑われます。
どちらも基準範囲より低い場合
混合性換気障害が疑われます。
これらの疾患を放置すると、せきやたん、呼吸困難といった症状が進行し、最終的には日常生活に支障をきたすだけでなく、在宅酸素療法が必要になるほど重症化することもあります。
特に喫煙者の場合、COPDのリスクが高まるため、早期の診断と治療が重要です。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
.“呼吸機能検査”.一般社団法人 日本人間ドッグ・予防医療学会.https://www.ningen-dock.jp/inspection_respiratory/,(参照 2025-05-16).
日本呼吸器学会肺生理専門委員会.“呼吸機能検査ガイドライン”.日本呼吸器学会.https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/04/dl/s0420-6k_0001.pdf,(参照 2025-05-16).
.“呼吸器の病気 慢性閉塞性肺疾患(COPD)”.一般社団法人 日本呼吸器学会.https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/b/b-01.html,(参照 2025-05-16).
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