NTRK(エヌティーアールケー)融合遺伝子陰性とはどのような状態ですか?
検査を行っても、がんの原因となるNTRK融合遺伝子が検出されなかった状態です。
NTRK融合遺伝子陰性とは、検査で当該遺伝子が検出されず、TRK阻害薬の効果が期待できない状態です。通常は、他の薬剤や化学療法など、別の治療方針を検討します。
ただし、DNA検査や免疫染色では、本当は陽性なのに検出できない「偽陰性」が生じることがあります。もし結果が判定保留であったり、強く疑われる場合は、より精度の高いRNAを用いた検査を行うことで、隠れた融合遺伝子が見つかるケースもあります。十分な精度の検査で陰性であった場合は、TRK阻害薬以外の治療法(他の遺伝子変異に対する薬や化学療法など)を検討することになります。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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