神経内分泌細胞癌の治療方針について相談させてください。抗がん剤の投与間隔を延ばすことは可能でしょうか?
80代・男性のご相談
この度は私たちを信頼してご相談いただき、心より感謝申し上げます。ご家族の皆様にとって、お父様のことは大変心配なことと思います。いただいた情報をもとに、以下のようにお答えいたします。
【治る見立てについて】
お父様の病状について、肺がんが進行しているとのことですね。治療としては、化学療法薬を数種類使用されているとのことですが、数値が横ばいで肝臓への転移も見られるとのこと。一般的に、このような状況では「根治は難しい」とされ、治療の目的は「延命と症状の緩和」となります。平均的な生存率はあくまで参考であり、個人差がありますので、あまり気にしすぎずにお考えください。治療の目的は、延命や日常生活の質を保つことなど、患者さんによって異なります。副作用の影響をどう考えるかは、多くの方が悩まれるところです。お父様にとって何が一番大切か、ご家族で話し合ってみてください。
【治療のスケジュールについて】
化学療法中に帯状疱疹が出た場合、治療を再開するかどうかは、いくつかの条件を確認してから判断されます。具体的には、抗ウイルス薬の治療が終わっていること、皮膚の状態が改善していること、発熱がないこと、痛みがコントロールされていること、血液の状態が良好であることなどです。これらはあくまで目安であり、担当医の判断が重要です。もし治療の再開について不安がある場合は、担当の先生にご相談されることをお勧めします。お父様の治療の目的に合ったスケジュールで進めることが大切です。
【最後に】
お父様の病状や治療について、ご家族の皆様が心を痛めておられることと思います。医療用語や治療の進め方について不安に感じることもあるかもしれません。何かご質問やお手伝いできることがあれば、どうぞ遠慮なくお知らせください。お父様とご家族の皆様が少しでも安心して過ごせるよう、心からお祈りしています。
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