肝機能異常(γGTP上昇)と多剤服用について相談させてください。
40代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。ご不安な気持ち、お察しします。現在、γ-GTPの数値が高く、たくさんの薬を飲んでいることに不安を感じていらっしゃるのですね。どのような症状が出たら病院に行くべきか、今の治療を続けるべきか、他の病院で検査を受けるべきか悩んでいるとのこと、しっかりとお話を伺いますね。
γ-GTPは肝臓や胆道に関する酵素で、肝臓の健康状態を知るための指標の一つです。この数値が高いと、肝臓や胆道に何か問題があるかもしれません。特にお酒を飲む習慣がある方は、γ-GTPが高くなることが多いです。
また、脂肪肝や胆石、薬の影響などでも数値が上がることがありますので、他の肝臓の数値も一緒に確認することが大切です。もし、食事の内容が変わっていないのに数値が上がっている場合は、脂肪肝以外の原因も考えられます。詳しい検査を受けることをお勧めします。
現在飲んでいる薬についてですが、一般的には肝臓に影響を与えにくいものが多いようです。しかし、薬の影響が全くないとは言い切れませんので、医師に確認してみてください。
肝臓の機能が低下すると、黄疸やお腹に水が溜まる、意識が混乱するなどの症状が現れることがあります。こうした症状が出た場合は、すぐに病院を受診してください。
めまいについては、肝臓の問題とは別の原因があるかもしれません。もしめまいが続くようであれば、耳鼻科や脳神経内科での診察をお勧めします。
また、貧血の薬についても、現在の状態を医師に確認し、必要であれば服用を続けるかどうか相談してください。
逆流性食道炎の薬についても、症状が落ち着いているかどうかを確認し、医師と相談の上で服用を続けるか決めると良いでしょう。
【次のステップ】
1.医師と相談する
まずはかかりつけの医師に相談し、肝臓の状態や薬の影響について確認しましょう。
2.他の病院での診察
必要であれば、他の病院での診察も検討してみてください。セカンドオピニオンを求めることも大切です。
3.詳しい検査を受ける
血液検査や画像検査を受けて、肝臓の状態を詳しく調べましょう。
4.生活習慣を見直す
バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけ、健康的な生活を送りましょう。
まずは、今の医療機関でしっかりと相談し、必要に応じて他の病院での診察や検査を受けることをお勧めします。ご自身の健康について納得できるまで説明を受けることが大切です。生活習慣の改善も、症状の緩和に役立ちますので、ぜひ取り組んでみてください。お近くの医療機関を探す際には、こちらのリンクをご活用ください。
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