右肘の腱鞘炎が治りません。治療法を教えてください。
60代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。
右肘の痛みが続いていて、治療を受けてもなかなか良くならないとのこと、本当にお辛いですね。重いものを持たない限りは軽い痛みとのことですが、それでも日常生活に支障が出ているのは大変だと思います。
腱鞘炎は、腱とその周りの組織に炎症が起きることで、痛みや腫れが出ることがあります。手首や指に多いですが、肘にも起こることがあります。肘の腱鞘炎は、手首や指を使いすぎることで起こることが多いです。特に、重いものを持ったり、手首を何度も動かすことで負担がかかりやすくなります。
治療法としては、安静にすることや湿布、痛み止めの薬、ステロイド注射、リハビリなどがあります。これらの方法で改善しない場合は、まれに手術が必要になることもあります。
すでに何度も通院して治療を受けているのに改善が見られないとのことですので、他の治療法を考える必要があるかもしれません。
【考えられる原因と対応策】
1. テニス肘
- 肘の外側に痛みが出ることが多く、手首や指を繰り返し使うことで発症することがあります。重い鞄を持った後に痛みが始まったので、テニス肘の可能性も考えられます。
- 治療法としては、安静、湿布、痛み止めの薬、ステロイド注射、リハビリなどがあります。電気治療で効果がなければ、ストレッチなどのリハビリが有効です。
2. ゴルフ肘
- 肘の内側に痛みが出ることが多く、こちらも手首や指を繰り返し使うことで発症することがあります。
- 治療法としては、安静、湿布、痛み止めの薬、ステロイド注射、ストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリが有効です。
3. 神経の圧迫
首や肩の神経が圧迫されることで、肘に痛みやしびれが出ることもあります。しびれがないとのことなので、可能性は低いですが、念のため医師に相談してみましょう。
【次のステップ】
1. 整形外科の再受診
現在の症状を詳しく医師に伝え、診察を受けましょう。ストレッチなどの運動療法を中心としたリハビリを検討してみてください。必要に応じて、詳しい検査を受けて、適切な治療法を見つけてもらいましょう。
2. セカンドオピニオン
現在の治療に疑問がある場合は、他の医療機関での診察も考えてみてください。
右肘の痛みには、いくつかの原因が考えられます。整形外科で医師と相談しながら、あなたに合った治療法を見つけていきましょう。どうぞお大事になさってください。
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