頚椎症の疑いと肘から手首の感覚異常について、仕事への影響を教えてください。
50代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。肘から手首にかけての違和感、心配ですよね。お仕事にも影響が出るのではと不安に感じていることと思います。
頚椎症の疑いがあるとのことですが、これは首の骨やその周りの組織が変形して神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こすことがあります。特に、首を後ろに反らしたり、同じ姿勢を長時間続けたりすると、症状が悪化しやすいです。
現在、痛みやしびれを和らげる薬を服用されているとのことですが、これらは一時的な緩和を目的としています。根本的な改善には、いくつかの方法がありますので、以下をご参考にしてください。
【対処法のご提案】
1. 仕事内容の調整
可能であれば、立ったりしゃがんだりする動作を減らしたり、こまめに休憩を取ったりして、首への負担を軽くする工夫をしてみてください。
2. リハビリテーション
理学療法士によるリハビリを受けることで、首や肩の筋肉を強くし、柔軟性を高めることができます。適切な運動やストレッチを行うことで、神経の圧迫を和らげ、症状の改善が期待できます。
3. 薬の調整
現在の薬で効果が不十分な場合は、医師に相談して薬の種類や量を見直してもらうのも良いでしょう。薬の効果や副作用は人それぞれですので、定期的に医師と相談しながら調整することをお勧めします。
4. 装具の使用
頸椎カラーなどを使って首の動きを制限し、神経への負担を軽減する方法もあります。特に、仕事中や寝ている間に装着することで、症状の悪化を防ぐことができます。
5. 手術の検討
保存的な治療で効果が見られない場合や、神経の麻痺がある場合は、手術を考えることもあります。手術は専門的な分野ですので、専門医に相談することをお勧めします。
【まとめ】
頚椎症の疑いがある場合、日常の動作が症状を悪化させることがあります。仕事内容の調整やリハビリ、薬の見直し、装具の使用などを検討し、症状の改善を目指しましょう。もし症状が改善しない場合は、手術も選択肢の一つです。専門医に相談することで、最適な治療法を見つけることができると思います。
どうか無理をせず、ご自身の体を大切にしてくださいね。お大事に。
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