肝機能異常とめまい、非アルコール性脂肪肝炎での対処法を教えてください。
60代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。体調が優れない中で不安な気持ちを抱えていらっしゃることと思います。
最近、体のふらつきやめまい、吐き気が続いていて、立っているのもつらい状況なんですね。耳鼻科で治療を受けても改善が見られないとのことで、他の原因も考える必要があるかもしれません。
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)をお持ちとのことですが、通常、NASHが原因でめまいやふらつきが起こることは少ないです。ただ、肝臓の病気は疲れやすさやだるさを感じることが多いです。
もしNASHが進行して肝硬変になった場合、疲れやすさやだるさに加えて、いくつかの症状が現れることがあります。例えば、貧血による動悸や息切れ、栄養不足によるむくみや吐き気、肝性脳症によるふらつきや意識の混乱などです。
今感じている症状がNASHの進行によるものかどうかを判断するためには、血液検査や画像検査が必要です。また、これらの症状は他の原因でも起こることがあるので、全体的な健康状態を確認することが大切です。
耳の問題だけではないようですので、まずはかかりつけの医師に相談し、内科的な検査を受けることをおすすめします。救急病院では限られた検査しかできないことが多いので、日中にかかりつけ医を訪ねて、これまでの経過を詳しく伝えてください。
現在の症状が続いていること、服用中の薬の効果が十分でない可能性も考えられますので、医師に相談してみてください。
【次のステップ】
1. 医療機関への受診
- めまい、ふらつき、吐き気が続いていることをかかりつけ医に伝えましょう。
- 現在の薬の名前や量、耳鼻科での治療内容も伝えてください。
2. 検査
- 肝臓の状態を詳しく調べるために、血液検査や画像検査が必要になるかもしれません。
- 他の原因も考慮して、必要に応じて追加の検査を受けることをおすすめします。
お体の不調が少しでも早く改善するよう、心からお祈りしています。何か不安なことがあれば、いつでもご相談くださいね。
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