心筋シンチ検査だけで診断され、本当にパーキンソン病でしょうか?
80代・男性のご相談
パーキンソン病と診断されて1年が経ちましたが、心筋シンチ検査だけで決められました。ドパコールを1日3回飲んでいますが、副作用だけでパーキンソン病の症状はありません。本当にパーキンソン病なのでしょうか?
この度は、ユビーかんたん医師相談でご相談いただきありがとうございます。
パーキンソン病の診断は、通常、臨床症状と神経学的な評価を基に行われます。心筋シンチ検査は、パーキンソン病の診断に直接関与するものではありません。パーキンソン病の主な症状には、震え(振戦)、筋肉の硬直(筋強剛)、動作の遅れ(運動緩慢)、姿勢の不安定性などがあります。これらの症状が見られない場合、他の診断を考慮する必要があるかもしれません。 ドパコール(レボドパとカルビドパの合剤)は、パーキンソン病の治療に用いられる薬ですが、副作用が強く、効果が見られない場合は、再評価が必要です。副作用としては、吐き気、めまい、低血圧などが挙げられます。
パーキンソン病の診断が疑わしい場合、神経内科の専門医による再評価を受けることが重要です。
特に、以下のような状況が見られる場合は、早めの受診をお勧めします。
- 症状が進行している
- 新たな症状が出現している
- 現在の治療が効果を示していない
- 副作用が強く、日常生活に支障をきたしている
これらの状況が重要なのは、適切な診断と治療が行われないと、症状が悪化し、生活の質が低下する可能性があるためです。また、パーキンソン病以外の疾患が原因である場合、早期に適切な治療を受けることが重要です。
まとめ
パーキンソン病の診断が疑わしい場合、神経内科の専門医による再評価を受けることが重要です。特に、症状が進行している、新たな症状が出現している、現在の治療が効果を示していない、副作用が強い場合は、早めの受診をお勧めします。 お大事になさってください。
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