陰部の荒れと糖尿病の治療中ですが、入院が必要か教えてください。
60代・女性のご相談
ご相談いただき、ありがとうございます。
陰部の症状がなかなか良くならず、心配されていることと思います。入院が必要かどうかは、実際に診察を受けて検査結果を見てからの判断になりますので、ここでははっきりとお答えできません。もし他に気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね。
陰部のただれの原因として考えられるものには、いくつかあります。
外陰部の皮ふ炎
石鹸や洗剤、おりものシート、下着の素材などが原因で起こることがあります。また、アトピー性皮ふ炎や慢性の皮ふ炎も考えられます。ステロイドの軟膏を使ったことがあるかもしれませんが、効果がない場合は、薬の強さを調整することが必要なこともあります。少し良くなったように見えても、しばらく薬を続けることが大切です。
皮膚の感染症
細菌やウイルス、真菌による感染が原因のこともあります。特に糖尿病の方は、感染症にかかりやすいので注意が必要です。
萎縮性腟炎
女性ホルモンの減少で、皮ふが乾燥しやすくなることがあります。
褥瘡(じょくそう)
長時間同じ姿勢でいると、血行が悪くなり皮膚が傷つくことがあります。
その他の皮膚疾患
乾癬や白斑など、他の皮膚の病気が原因のこともあります。
薬の副作用
服用している薬が原因で、皮膚に症状が出ることもあります。
【受診について】
症状が良くならない場合は、皮膚科や婦人科で診てもらうことをお勧めします。特に、症状が悪化していたり、発熱や強い痛み、排尿が難しい、しこりがあるといった場合は、早めに受診してください。
【まとめ】
陰部のただれには、いろいろな原因が考えられます。特に糖尿病の方は感染症に注意が必要です。症状が続くようなら、専門の医師に相談して、適切な治療を受けてくださいね。お大事にしてください。
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