抗リン脂質抗体症候群の検査予定。治療方針と国の補助について教えてください。

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60代女性のご相談

私は高血圧と脳卒中の治療を受けています。ほほが赤くなる症状が気になっています。かゆみもありますが、今のところ軽くて普段通りの生活はできています。 4年前に脳出血を経験し、血圧のコントロールを続けてきましたが、先月、多発性脳梗塞を発症し、抗血小板薬が増えました。ヘモグロビンA1cやLDLコレステロールの値は正常で、脚や首の血栓も異常はありません。バブルエコーやホルター心電図でも問題は見つかりませんでした。 3ヶ月後に抗リン脂質抗体の検査を予定しています。この検査で抗リン脂質抗体症候群と診断された場合、今後の治療がどのようになるのか、また国からの補助を受けられるのか知りたいです。どのように対処すれば良いか、アドバイスをいただけると助かります。
医師の回答

ほほが赤くなっていると心配になりますよね。いくつかの原因が考えられますので、一緒に見ていきましょう。まず、薬の副作用で皮ふに変化が出ることがあります。特に、特定の薬がかゆみや赤みを引き起こすことがあるんです。また、ストレスや気温の変化、アレルギーも原因になることがあります。今のところ、かゆみが軽くて普段通りの生活ができているとのことですが、もし症状が続くようなら皮ふ科で診てもらうと安心です。

抗リン脂質抗体症候群についてもお話ししますね。この病気は血栓ができやすくなるものです。もし診断が確定したら、血栓を防ぐために薬を続けることが必要になるかもしれません。治療の目的は、血栓が再びできるのを防ぐことです。国の補助については、指定難病として補助を受けられる可能性がありますが、具体的な内容は地域によって異なるので、詳しくは医療機関のソーシャルワーカーや市区町村の福祉窓口で確認してみてください。

注意点として、抗リン脂質抗体が陽性でも、それが直接の原因かどうかは議論があるようです。抗体が陽性だからといって、必ずしも血栓症のリスクが高まるわけではないとも言われています。ですので、脳神経や膠原病の専門医と一緒に、主治医の先生と結果についてよく相談することをお勧めします。

受診の目安としては、ほほの赤みがひどくなったり、かゆみが強くなったり、他の症状が出た場合には早めに皮ふ科を受診してください。また、抗リン脂質抗体症候群の検査結果が出た際には、主治医と今後の治療方針についてしっかりと相談することが大切です。

ご自身でできることとしては、皮ふの保湿を心がけて、刺激の少ないスキンケア製品を使うことが挙げられます。薬の服用については、医師の指示を守って、自己判断で中止しないようにしましょう。

【まとめ】

抗リン脂質抗体症候群の診断が確定した場合、血栓予防のための治療が必要になりますが、診断と治療については主治医の先生とよく相談してください。ほほの赤みは薬の副作用やアレルギー反応などが考えられます。皮ふ科の受診を検討し、症状が悪化する場合は早めに医師に相談してください。お近くの医療機関を探す際には、インターネットで検索してみると便利ですよ。お大事になさってくださいね。

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