抗リン脂質抗体症候群
「抗リン脂質抗体症候群」とは、抗リン脂質抗体という自己抗体が血中に存在し、動脈や静脈の血栓症や習慣性流産などの妊娠合併症を引き起こす病気です。原因には、遺伝的要因や環境的要因が考えられています。治療には、抗血小板薬や抗凝固薬を用います。主な診療科はリウマチ・膠原病内科、アレルギー科です。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
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症状について
抗リン脂質抗体症候群の原因は何がありますか?
遺伝的要因と環境的要因が原因であると考えられています。
抗リン脂質抗体症候群ではどのような症状がありますか?
動脈血栓症・静脈血栓症・妊娠合併症によるさまざまな症状が見られます。
抗リン脂質抗体症候群には初期症状はありますか?
血栓症が原因の下肢の痛みや胸痛・一過性脳虚血発作などが見られることがあります。また、流産を繰り返すことがあります。
抗リン脂質抗体症候群のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
抗リン脂質抗体症候群の自覚症状にはどのようなものがありますか?
下肢の痛みや腫れ・むくみ・胸痛・呼吸困難などがあります。
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(参考文献)
Thomas Gary et al. Primary antiphospholipid antibody syndrome-one further aspect of thrombophilia in overweight and obese patients with venous thromboembolism. Obesity (Silver Spring)
. 2013, 21, p.463-466.Medha Barbhaiya et al. The 2023 ACR/EULAR Antiphospholipid Syndrome Classification Criteria. Arthritis Rheumatol. 2023, 75, p.1687-1702.Jean G. Bustamante; Amandeep Goyal; Mayank Singhal..“Antiphospholipid Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK430980/,(参照 2024-02-15).
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