抗リン脂質抗体症候群には初期症状はありますか?
血栓症が原因の下肢の痛みや胸痛・一過性脳虚血発作などが見られることがあります。また、流産を繰り返すことがあります。
抗リン脂質抗体症候群は症状は多彩でさまざまな症状を来しますが、初期症状としては下肢の血栓症や脳梗塞を起こすことが多いです。
また、流産を繰り返す場合や、妊娠高血圧や胎児発育不全などの妊娠合併症をきっかけに診断される方もいます。
特に上記のような既往がない方も、健康診断での血小板低下をきっかけに診断される患者さんもいらっしゃいます。
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最終更新日:
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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抗リン脂質抗体症候群
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「抗リン脂質抗体症候群」とはどのような病気ですか?
抗リン脂質抗体という自己抗体が血中に存在することで、動脈や静脈の血栓症や習慣性流産などを引き起こす病気です。
抗リン脂質抗体症候群の原因は何がありますか?
遺伝的要因と環境的要因が原因であると考えられています。
抗リン脂質抗体症候群ではどのような症状がありますか?
動脈血栓症・静脈血栓症・妊娠合併症によるさまざまな症状が見られます。
抗リン脂質抗体症候群の場合、主にどのような治療をしますか?
抗血小板薬や抗凝固薬を用いて、血栓症に対する治療を行います。
抗リン脂質抗体症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
若年での脳梗塞の発症や深部静脈血栓症をほかの原因なく発症した場合には、この病気が疑われます。リウマチ・膠原病内科、アレルギー科を受診しましょう。
抗リン脂質抗体症候群のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
抗リン脂質抗体症候群の診断基準は何ですか?
抗カルジオリピン抗体や抗β2-グリコプロテイン抗体、ループスアンチコアグラントの有無を血液検査で確認して診断されます。
抗リン脂質抗体症候群の自覚症状にはどのようなものがありますか?
下肢の痛みや腫れ・むくみ・胸痛・呼吸困難などがあります。
抗リン脂質抗体症候群で気をつけることはありますか?
肥満や喫煙は改め、血栓症のリスクを高めることは避けましょう。
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