梨状筋症候群の可能性と坐骨神経痛について相談させてください。ブロック注射のお願い方法も教えてください。

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40代男性のご相談

坐骨神経痛の症状に悩んでいます。社会人になってからテニスを始め、痺れが出るまでは週末や休日に1日4時間ほどプレーしていました。病院でレントゲンやMRIを受けましたが、ヘルニアや脊柱管狭窄症とは診断されていません。 梨状筋症候群の可能性について知りたいと思っています。また、梨状筋症候群でなくても、筋肉の問題で同様の症状が出ることがあるのかも気になります。ブロック注射を検討していますが、どのように医師にお願いすれば良いでしょうか。アドバイスをいただけると助かります。
医師の回答

坐骨神経痛でお悩みですね。長時間テニスをされていたことから、梨状筋症候群ではないかと心配されているのですね。

レントゲンやMRIでヘルニアや脊柱管狭窄症ではないと診断されたとのことですので、梨状筋症候群の可能性も考えられます。梨状筋症候群は、お尻の奥にある梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫して、痛みやしびれを引き起こす状態です。診断には、画像検査で異常がないことや、坐骨神経痛の症状、梨状筋の緊張などを総合的に見て判断します。足を組んだときに痛みが増す場合も、診断の手助けになります。

梨状筋以外の筋肉が直接的に坐骨神経痛を引き起こすことは少ないですが、中殿筋や小殿筋、ハムストリングスなどが硬くなったり炎症を起こしたりすると、間接的に梨状筋症候群の原因になることがあります。

痛みを和らげる方法として、ブロック注射があります。これは、神経の周りに麻酔薬やステロイドを注射して痛みを軽減する治療法です。梨状筋症候群の場合、神経根ブロック注射の効果は一時的なことが多いですが、他の診断や治療に役立つこともあります。

梨状筋そのものに注射を行うことも可能ですが、技術的に難しいため、一般的ではありません。もし神経根ブロックが効果的でない場合は、梨状筋への注射を行ってくれる医師を探してみるのも一つの方法です。整形外科やペインクリニックで相談してみてください。

【次のステップ】

1. ストレッチやリハビリ

梨状筋や周囲の筋肉をストレッチすることで、筋肉の緊張を和らげ、神経の圧迫を軽減できます。理学療法士に相談すると良いでしょう。

2. 薬

痛みを和らげる薬を使うことで、症状の軽減が期待できます。

3. ブロック注射

神経の周りに麻酔薬やステロイドを注射して、痛みや炎症を改善します。まずは腰の神経根ブロックを試し、効果が薄ければ梨状筋への注射を検討してみましょう。

4. 温める

患部を温めることで血行を良くし、筋肉の緊張を和らげます。

5. 運動

適度な運動は筋肉を柔らかくし、血行を促進します。軽いウォーキングなどは無理のない範囲で続けてみてください。

【まとめ】

坐骨神経痛の原因は様々ですが、梨状筋症候群や他の筋肉の問題が関係しているかもしれません。ブロック注射やストレッチ、薬、温めること、運動などを組み合わせて、症状の改善を目指しましょう。整形外科やペインクリニックで相談してみると良いでしょう。あなたの痛みが少しでも和らぐことを願っています。

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