口角炎
監修医師阿部 吉倫内科
- 更新日
- 2023/01/25
- 公開日
- 2020/09/03
口角炎とは
口の両端が切れたり、炎症が起こる状態です。アトピー性皮ふ炎の方など皮ふが乾燥しやすい方に起きやすいです。
「口角炎」とはどのような病気ですか?
口角炎は、口角の炎症で赤みやひび割れが生じる病気です。原因として感染、栄養不足、刺激などがあります。
口角炎とは、唇の端(口角)に炎症が生じる病気です。
主な症状として、口角の赤み、腫れ、ひび割れ、痛み、かゆみ、出血などが見られます。特に、口を開閉する際に痛みを伴うことが多く、食事や会話に支障をきたすこともあります。
口角炎の原因は多岐にわたりますが、以下のようなものが挙げられます。
口角炎の症状
口角炎には初期症状はありますか?
口角炎の初期症状には、かゆみ、違和感、赤み、乾燥、微細なひび割れ、薄皮の剥がれなどがあります。
口角炎の初期症状は、炎症が進行する前の段階で現れる軽度の症状を指し、以下のようなものがあります。
1. 口角の軽い違和感やかゆみ
- 口角の皮膚がかゆくなる、またはピリピリとした刺激を感じる
- 皮膚が突っ張るような違和感
2. 乾燥や軽度の赤み
- 口角の周囲が少し赤くなる
- 軽い乾燥や皮膚のザラつきを感じる
3. 微細なひび割れや薄皮の剥がれ
- 口を開けると 軽い痛みを伴うことがある
- 皮膚の薄皮が剥がれることがある
4. 軽度の腫れや違和感
- 口角がわずかに腫れることがある
- 食事や会話時に少し引きつるような感じ
5. 唇をなめる癖が増える
- 乾燥を感じて無意識に唇をなめることが増える
- これにより症状が悪化しやすい
口角炎ではどのような症状がありますか?
口角炎の症状は、赤み、腫れ、ひび割れ、痛み、出血、かゆみなどがあり、食事や会話で悪化します。
口角炎は、口の端(口角)に炎症が生じる病気で、主に以下のような症状が現れます。
1. 皮膚の異常
- 口角の赤みや腫れ
- 皮膚のひび割れやただれ
- 乾燥やかさぶたの形成
2. 痛みや違和感
- ヒリヒリとした痛み(特に口を開閉すると悪化)
- かゆみや違和感
3. 出血や滲出液
- 炎症が悪化すると、出血することがある
- 滲出液(組織からの液体)が出ることでただれや潰瘍を形成
4. 感染による症状
5. 生活への影響
- 食事や会話での痛みにより、食べづらくなる
- 口が開きにくくなることがある
口角炎は胃がんの兆候として考えられますか?
それだけで兆候とは考えにくいです。
口角炎そのものが胃がんの兆候となる可能性は、あまり高くないと思われますが、逆に胃がんの治療により、栄養素が不足することで口角炎をきたしやすくなる可能性はあるかもしれません。
例えば胃がんの治療として胃全摘を行った場合、ビタミンB12が不足し巨赤芽球性(悪性)貧血をきたすことがあり、口角炎の原因となることがあります。ビタミンB12以外にも、胃全摘したことで単純に栄養素全般の吸収が不良となることも原因となり得ます。
それ以外には、胃がんなどの悪性腫瘍が原因で、免疫力が低下することで口角炎が治癒しにくくなる可能性も考えられます。
口角炎は病気のサインですか?
口角炎は栄養不足、免疫低下、皮膚疾患、口腔環境の問題のサインとなります。
口角炎は単なる炎症の場合もありますが、体の不調や病気のサインとして現れることがあります。
以下のような原因が隠れていることがあるため、注意が必要です。
1. 栄養不足のサイン
2. 免疫力低下のサイン
- 糖尿病(血糖値の上昇により感染症が起こりやすくなる)
- HIVや免疫不全(カンジダ菌の感染が原因の口角炎がみられることがある)
3. 皮膚疾患の可能性
4. 口腔環境の問題
- 義歯の不適合や噛み合わせの異常(口角に刺激が加わり炎症を引き起こす)
- 口呼吸の習慣(口が乾燥し、炎症が起こりやすい)
口角炎の原因
口角炎の原因として乾燥が影響しますか?
影響することもあります。
口角炎の原因は多岐にわたり、乾燥が影響することもあります。
主な原因として、以下のものが挙げられます。
1.物理的刺激
- 唇を頻繁になめる癖などによる刺激や乾燥
- 義歯の不適合や歯並びの影響で口角に持続的な刺激が加わる
2.感染症
3.栄養不足
- ビタミンB2・B6や亜鉛・鉄分不足
4.アレルギー・皮膚炎
5.全身疾患
- 糖尿病などの免疫力低下による感染症の増加
- 胃腸の吸収障害が影響する場合もある
口角炎の原因として乾燥によるものが主体の場合、ワセリンなどの塗り薬で口角を保護すると良いでしょう。
口角炎の原因としてストレスが関係しますか?
関係はあるかもしれませんが、主な原因ではありません。
「口角炎の原因としてストレスが関係しますか?」については、以下に個人の見解を記載します。
口角炎の原因としてビタミン不足が考えられますか?
特にビタミンB2・B6の不足が原因となることがあります。
口角炎の原因の一つとして、ビタミンB群などの栄養不良・栄養障害があり、以下のような栄養素が不足した際に、口角炎の原因となることが多いと言われています。
- タンパク質
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ニコチン酸アミド
- 亜鉛
- 鉄
ビタミンB2・B6は、以下のような食物に豊富に含まれます。
- レバー
- マグロ、カツオ、サンマなどの魚
- 鶏肉(特にささみや胸肉)
- 卵
ビタミンB2・B6不足が原因の場合、上記のような食物を意識して摂取するようにしましょう。
口角炎が治らない場合、糖尿病が原因ですか?
それだけが原因ではないと思われます。
「口角炎が治らない場合、糖尿病が原因ですか?」については、以下に個人の見解を記載します。
口角炎の原因は何がありますか?
口角炎の原因は、物理的刺激、細菌・真菌感染、栄養不足、アレルギー、全身疾患(糖尿病など)があります。
口角炎の原因は多岐にわたり、以下のものが挙げられます。
1.物理的刺激
- 唇を頻繁になめる癖による刺激や乾燥
- 義歯の不適合や歯並びの影響で口角に持続的な刺激が加わる
2.感染症
3.栄養不足
- ビタミンB2欠乏(レバーや乳製品などに含まれる)、ビタミンB6欠乏(肉類などに含まれる)
- 鉄分不足(貧血があると皮膚や粘膜の抵抗力が低下)
4.アレルギー・皮膚炎
5.全身疾患
- 糖尿病などの免疫力低下による感染症の増加
- 胃腸の吸収障害が影響する場合もある
口角炎の検査・診断
口角炎のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
口角炎は軽度であれば自宅でのセルフチェックが可能です。以下のポイントを確認することで、口角炎の可能性や受診の必要性を判断できます。
1. 口角の皮膚の状態を確認する
- 赤みや腫れがあるか
- ひび割れやただれがみられるか
- 乾燥してカサカサしていないか
2. 痛みや違和感の有無
- 口を開閉すると痛みを感じるか
- ピリピリした刺激やかゆみがあるか
3. 出血や滲出液(膿)の有無
- 口角から血がにじむことがあるか
- 白い苔のようなもの(カンジダ感染の可能性)があるか
4. 原因となる要因があるか
- 唇を頻繁になめる癖があるか
- ビタミンB2・B6や鉄分の不足(食事の偏り)が考えられるか
- 義歯や噛み合わせの問題があるか
- 最近、風邪や体調不良があったか(免疫低下が影響することもある)
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、口角炎かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
口角炎とヘルペスの違いを見分けるための画像はありますか?
水ぶくれ(水疱)の有無が主な違いとなります。
日本皮膚科学会総会監修の下記サイトに、口唇ヘルペスの臨床写真があります。
また、医師監修の製薬会社下記サイトにて、口角炎と口唇ヘルペスの見分け方について言及があります。
しかしながらこれらのサイトはあくまで一般的な一例のものであり、症状や皮疹の出方は各個人によって異なります。あくまで参考程度にとどめておき、口角炎か口唇ヘルペスか自分で見分けがつかない時や治療を希望する際は、皮膚科などを受診しましょう。
口角炎がカンジダによるものかどうかの見分け方を教えてください。
口角の皮膚の一部を採取し、顕微鏡で観察したり培養検査に提出することで診断します。
口角炎がカンジダによるものかどうかの見分け方として、口角の皮膚の一部を採取し、顕微鏡で観察したり培養検査に提出するという方法があります。
目で見ただけでは、口角炎の原因がカンジダのような真菌によるものかそれ以外によるものか、鑑別が難しいことも多いです。そういった場合、カンジダの存在を確認するために上記のような検査を行うことで、より診断が確実となります。しかし、こういった検査は医療機関でしか行えないため、検査をしたい場合は皮膚科などを受診しましょう。
口角炎の治療・対処法
口角炎への対処法は?
唇の保湿を心がけてください。疲労のサインのこともあります。痛みやかゆみが強い場合や、長引く場合は医療機関に相談してください。
口角炎の治療で歯科(歯科医)に相談すべきですか?
歯科治療によって発症したり、かかりつけが歯科(歯科医)しかないのであれば、そうしても良いでしょう。
「口角炎の治療で歯科(歯科医)に相談すべきですか?」については、以下に個人の見解を記載します。
口角炎の治療にステロイドは効果的ですか?
効果がある場合もあります。
口角炎の治療にステロイドの塗り薬が効果的なこともあります。
ただし、一般的に口角炎の原因が湿疹による場合に限られます。口唇はステロイドの塗り薬の効果が出やすい部位のため、比較的弱めのステロイドの塗り薬を使うことが多いです。また、基剤としては(クリームやローションではなく)皮膚保護作用の強い"軟膏"が良いとされています。
改善した後も長期間ステロイドを塗り続けていると皮膚が薄くなったり、カンジダ(真菌)や細菌が増殖しやすくなってしまうため、症状が改善したらワセリンなどステロイドを含まない保護剤に切り替えると良いでしょう。
口角炎の場合、主にどのような治療をしますか?
口角炎の治療は、原因に応じて、保湿、抗菌薬、栄養補給、生活習慣改善、基礎疾患の管理などがあります。
口角炎の治療は、原因に応じた対策を行うことが重要です。以下の方法が一般的に用いられます。
1. 局所治療(外用薬)
- 保湿剤(ワセリンなど):乾燥を防ぎ、ひび割れの改善を促進
- 抗菌薬:細菌感染に対して抗生物質を、カンジダ感染に対して抗真菌薬を使用
- ステロイド外用薬:炎症が強い場合に短期間使用
2. 栄養補給
- ビタミンB2:不足すると皮膚の炎症が起こりやすいため、乳製品やレバーなどを摂取、もしくはビタミンの内服薬を服用
- ビタミンB6:不足するとタンパク質の代謝に支障があるため、肉類などを摂取、もしくはビタミンの内服薬を服用
- 鉄分補充:鉄欠乏性貧血が関与する場合、鉄分を含む食品(赤身の肉、ほうれん草など)や鉄剤を補う
3. 生活習慣の改善
- 唇をなめる癖を防ぐ:乾燥を悪化させるため意識してやめる
- 義歯や歯並びの調整:口角に不適切な刺激がある場合は歯科で調整
- 刺激物の回避:辛い食べ物やアルコールなど、炎症を悪化させる食品を控える
4. 全身疾患の治療
- 糖尿病や免疫低下が関与する場合:基礎疾患の管理が必要
症状が改善しない場合は、医師の診察を受け、適切な治療を行うことが重要です。
受診の目安・何科を受診するべきか
口角炎が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
口角炎が長引く、痛みや出血がある、再発するなどの場合は受診しましょう。
口角炎は軽度であれば自然に改善することもありますが、症状が悪化する場合や繰り返し発生する場合は、適切な診療科を受診することが重要です。
以下の状況では、病院の受診を検討してください。
1. 症状が長引く場合
- 1週間以上経過しても改善しない
- 保湿や市販薬を使用しても治らない
2. 炎症が悪化している場合
- ひび割れやただれがひどく、痛みが強い
- 口を開けると出血する、または膿が出る
3. 生活に支障がある場合
- 食事や会話時に痛みがある
- 口の開閉が困難になるほど炎症がひどい
4. 繰り返し発症する場合
- 治っても頻繁に再発する
- 慢性的な炎症が続く
5. 全身症状を伴う場合
特に、糖尿病や免疫力低下がある人は、感染症が悪化しやすいため、早めの受診が推奨されます。
口角炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
口角炎は皮膚科の受診が基本となります。症状に応じて歯科・口腔外科、内科も受診するとよいでしょう。
口角炎が疑われる場合、症状や原因に応じて適切な診療科を選ぶことが重要です。
1. 皮膚科
皮膚科では、病変部の状態を確認し、原因に応じて適切な外用薬を処方してもらえます。
2. 歯科・口腔外科
- 義歯の不適合や歯並びの問題が関与している場合
- 口の中の衛生状態が悪く、細菌感染のリスクが高い場合
歯科や口腔外科では、口の中の状態を診察し、必要に応じて義歯の調整や口腔ケアの指導を行います。
3. 内科
- ビタミンB2・B6や鉄分不足が原因の可能性がある場合
- 糖尿病や免疫低下が疑われる場合
内科では、血液検査などを行い、栄養不足や基礎疾患の有無を確認します。特に口角炎が繰り返し発生する場合は、全身疾患の影響を考慮する必要があります。
口角炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
口角炎の専門医がいる病院を見る口角炎の薬
口角炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
口角炎の治療には原因に応じた外用薬などがあります。副作用には皮膚刺激などがあります。
口角炎の治療には、主に以下の薬が用いられます。
1. 保湿剤
(ワセリンなど)
- 作用:乾燥を防ぎ、皮膚の修復を促す
- 副作用:ほとんどなし(まれにアレルギー反応)
2. 抗菌薬
(ゲンタマイシン、フシジン酸など)
3. 抗真菌薬
(ミコナゾールなど)
- 作用:カンジダ菌などの真菌感染を治療
- 副作用:刺激感、発赤、かゆみ(まれにアレルギー反応)
4. ステロイド外用薬
(主にミディアムクラス以下のステロイド外用薬)
- 作用:炎症やかゆみを抑える(アレルギーや湿疹性の場合に使用されます)
- 副作用:長期使用で皮膚が薄くなる、感染症悪化の可能性
5. ビタミンB2・B6補充薬
(リボフラビン、ピリドキシンなど)
- 作用:栄養不足による口角炎を改善
- 副作用:特になし
症状が軽い場合は、保湿や栄養補給で改善しますが、感染がある場合は適切な外用薬を使用し、必要なら医師の診察を受けることが重要です。
対処法・セルフケア
口角炎がカンジダによる場合、効果的な市販薬を教えてください。
口角炎に対する一般的な市販薬はありますが、カンジダ性口角炎に特化したものはないと思われます。
さらに詳しく:口角炎がカンジダによる場合、効果的な市販薬を教えてください。監修医師野村 祐輝大阪府済生会泉尾病院 皮膚科口角炎に効果的な市販薬を教えてください。
塗り薬が市販されています。
「口角炎に効果的な市販薬を教えてください。」については、以下に個人の見解を記載します。
口角炎の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
口角炎の悪化防止には保湿、栄養補給、刺激回避、口腔衛生、免疫維持が重要です。
口角炎は、日常生活の工夫で症状の改善や再発予防が可能です。
以下の点に注意してください。
1. 唇の乾燥を防ぐ
- ワセリンやリップクリームを使用し、口角の保湿を徹底する
- 唇をなめる癖をやめる(乾燥が悪化し、炎症を引き起こす)
- 口呼吸を控え、鼻呼吸を意識する
2. 栄養バランスの改善
- ビタミンB2(レバー、卵、乳製品など)やビタミンB6(肉類など)、鉄分(赤身の肉、ほうれん草など)を積極的に摂取する
- 偏った食事や過度なダイエットを避け、栄養不足を防ぐ
3. 刺激を避ける
- 辛い食べ物、酸味の強い食べ物、アルコールを控える
- 口紅や歯磨き粉の成分に注意する(アレルギーの原因になることがある)
4. 口腔衛生を保つ
- 毎日の歯磨きを徹底し、口の中を清潔に保つ
- 義歯や噛み合わせが合っているか、歯科でチェックする
5. 体調管理をする
- 睡眠を十分にとり、免疫力を維持する
- ストレスを軽減し、規則正しい生活を心がける
症状が長引く場合は、皮膚科や内科を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
口角炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合、原因の再評価、生活習慣の見直し、基礎疾患の確認が必要です。
口角炎の治療薬が効果を示さない場合、以下の点を確認し、適切な対応をとることが重要です。
1. 原因の再評価
- 細菌感染ではなく真菌感染(カンジダ症)の可能性 → 抗菌薬で改善しない場合は抗真菌薬に変更
- 栄養不足(ビタミンB2・B6、鉄分不足)が関与 → 食事改善やサプリメント摂取を検討
- 慢性的な刺激やアレルギーが原因 → 歯科や皮膚科で義歯・歯磨き粉・化粧品の影響をチェック
2. 生活習慣の見直し
- 唇をなめる癖をやめる → 乾燥を防ぎ治癒を促進
- 保湿を徹底する → ワセリンやリップクリームで乾燥予防
- 刺激物(辛い食べ物・酸味の強いもの)を控える
3. 他の病気の可能性を考慮
4. 専門医の受診
1週間以上薬を使っても改善しない場合は、皮膚科、歯科・口腔外科、内科 などで診察を受けることが推奨されます。
口角炎に関連するその他の質問
口角炎と口唇炎の違いを教えてください。
症状がでる場所が異なります。
現在、口角炎と口唇炎の違いを研究した有効なデータは、確認できません。このため、以下に個人の見解を記載します。
口角炎と口内炎の違いを教えてください。
症状がでる場所が異なります。
現在、口角炎と口内炎の違いを研究した有効なデータは、確認できません。このため、以下に個人の見解を記載します。
口角炎が痛い場合、どのように対処すればいいですか?
ワセリンなどの塗り薬で保護しましょう。
「口角炎が痛い場合、どのように対処すればいいですか?」については、以下に個人の見解を記載します。
口角炎の改善に役立つ食べ物を教えてください。
ビタミンB群や亜鉛、鉄分等の含まれる食事を意識しましょう。
口角炎の原因の一つとして、以下のような栄養素の栄養不良・栄養障害があり、それらを積極的に摂取することで口角炎の改善に役立つこともあります。
- タンパク質
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ニコチン酸アミド
- 亜鉛
- 鉄
なかでもビタミンB2・B6は、以下のような食物に多く含まれます。
- レバー
- マグロ、カツオ、サンマなどの魚
- 鶏肉(特にささみや胸肉)
- 卵
亜鉛は、以下のような食物に多く含まれます。
- 牡蠣(かき) … 圧倒的に豊富(100gで約14mg以上)
- かに、えび、いか、たこ
- さんま、いわし、さば などの青魚
- 牛肉(特に赤身・レバー)
- 豚レバー、鶏レバー
- 羊肉
- 大豆製品(納豆、豆腐、きな粉)
- かぼちゃの種、ひまわりの種、ゴマ
- ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ
- チーズ(パルメザンチーズなどに多い)
- 卵黄
- 小麦胚芽、オートミール
- そば粉、玄米
これらは、動物性タンパク質(肉や魚)と一緒にとると亜鉛の吸収率が良くなります。
口角炎が繰り返し発生する原因を教えてください。
原因が一つに限られないこと等が理由として挙げられます。
口角炎が繰り返し発生する原因として、その原因が一つに限られないことが理由として挙げられます。
1.物理的刺激
- 唇を頻繁になめる癖などによる刺激や乾燥
- 義歯の不適合や歯並びの影響で口角に持続的な刺激が加わる
2.感染症
3.栄養不足
- ビタミンB2・B6や亜鉛・鉄分不足
4.アレルギー・皮膚炎
5.全身疾患
- 糖尿病などの免疫力低下による感染症の増加
- 胃腸の吸収障害が影響する場合もある
主なものだけでもこれだけ沢山の原因があり、どれか一つの原因が除去できても、他の原因が残っていたり新たな原因が発生することで、容易に再発し難治となりやすい疾患とされています。
口角炎が繰り返し発生しお困りの場合は、皮膚科で相談しましょう。
口角炎が左だけにできるのはなぜですか?
一般的にそのような傾向はないと思われます。
口角炎が左だけにできるという傾向は一般的にはないと思われ、両側にできることも多々あります。
口角炎には様々な原因が関与しており、特に高齢者で多いのが、加齢で口角が下がり、口角に唾液がたまりやすくなることで、菌が増殖しやすい湿潤環境になったり、刺激による炎症が起こりやすくなると言われています。炎症・亀裂・痛みが起こることでつい舐めてしまい、ますます治りにくくなるという悪循環が起きていることもあります。
口角炎の診断・治療を希望する際は、皮膚科などを受診しましょう。
口角炎は性感染症(性病)と関係がありますか?
直接関係があることは少ないと思われます。
口角炎は性感染症(性病)と直接関係があることは少ないと思われますが、免疫低下が背景にあることにより、口角炎や性感染症を繰り返す可能性はあるかもしれません。
口角炎の原因の一つにカンジダ(真菌)や細菌があり、それらによる感染を繰り返している場合、例えばAIDS(後天性免疫不全症候群)など、免疫低下をきたす何らかの疾患が原因となっていることも稀にあります。真菌・細菌以外にも、免疫低下により口唇・性器などにヘルペスウイルス感染を繰り返しやすくなることがあり、人によっては性感染症的側面があることもあります。
口角炎の改善に効果的なリップクリームを教えてください。
UV(紫外線)カットの効果があるものを選ぶと良いでしょう。
「口角炎の改善に効果的なリップクリームを教えてください。」については、以下に個人の見解を記載します。
口端が切れる原因はなんですか?
口端が切れる原因には乾燥、感染、栄養不足、皮膚疾患、全身疾患などがあります。
口端(口角)が切れる原因には、主に物理的刺激、感染、栄養不足、皮膚の疾患、全身の病気などがあります。
1. 物理的刺激や乾燥
- 唇をなめる癖や口呼吸による乾燥
- 寒冷や乾燥した環境での皮膚のひび割れ
- 義歯の不適合や噛み合わせの問題による口角への刺激
2. 感染症(細菌・真菌)
- 細菌感染(黄色ブドウ球菌、連鎖球菌):炎症が悪化しやすい
- 真菌感染(カンジダ症):口角が赤くただれ、白い苔状のものが付着する
3. 栄養不足
- ビタミンB2不足、ビタミンB6不足
- 鉄分不足(貧血を伴うことがあり、皮膚の回復力低下)
- 亜鉛不足(免疫力低下による皮膚の脆弱化)
4. 皮膚疾患・アレルギー
5. 全身疾患
- 糖尿病(血糖値が高いと感染症が起こりやすい)
- 免疫低下(HIVなど)による慢性の口角炎
口角炎について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「口角炎」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 唇の皮ふがめくれているか、ただれていますか?
口角炎に関連する病気・症状
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この記事の監修医師
阿部 吉倫
内科
2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。2017年5月にUbie株式会社を共同創業。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。
- 更新日
- 2023/01/25
- 公開日
- 2020/09/03