口角炎の場合、主にどのような治療をしますか?

口角炎の治療は、原因に応じて、保湿、抗菌薬、栄養補給、生活習慣改善、基礎疾患の管理などがあります。

解説

口角炎の治療は、原因に応じた対策を行うことが重要です。以下の方法が一般的に用いられます。

1. 局所治療(外用薬)

  • 保湿剤(ワセリンなど):乾燥を防ぎ、ひび割れの改善を促進
  • 抗菌薬細菌感染に対して抗生物質を、カンジダ感染に対して抗真菌薬を使用
  • ステロイド外用薬:炎症が強い場合に短期間使用

2. 栄養補給

  • ビタミンB2:不足すると皮膚の炎症が起こりやすいため、乳製品やレバーなどを摂取、もしくはビタミンの内服薬を服用
  • ビタミンB6:不足するとタンパク質の代謝に支障があるため、肉類などを摂取、もしくはビタミンの内服薬を服用
  • 鉄分補充鉄欠乏性貧血が関与する場合、鉄分を含む食品(赤身の肉、ほうれん草など)や鉄剤を補う

3. 生活習慣の改善

  • 唇をなめる癖を防ぐ:乾燥を悪化させるため意識してやめる
  • 義歯や歯並びの調整:口角に不適切な刺激がある場合は歯科で調整
  • 刺激物の回避:辛い食べ物やアルコールなど、炎症を悪化させる食品を控える

4. 全身疾患の治療

  • 糖尿病や免疫低下が関与する場合:基礎疾患の管理が必要

症状が改善しない場合は、医師の診察を受け、適切な治療を行うことが重要です。

公開日

最終更新日

東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長

白石 達也 監修

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(参考文献)

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口角炎

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関連するQ&A

口端が切れる原因はなんですか?

口端が切れる原因には乾燥、感染、栄養不足、皮膚疾患、全身疾患などがあります。

口角炎は病気のサインですか?

口角炎は栄養不足、免疫低下、皮膚疾患、口腔環境の問題のサインとなります。

口角炎の場合、日常生活で気をつけることはありますか?

口角炎の悪化防止には保湿、栄養補給、刺激回避、口腔衛生、免疫維持が重要です。

口角炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬が効かない場合、原因の再評価、生活習慣の見直し、基礎疾患の確認が必要です。

口角炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

口角炎の治療には原因に応じた外用薬などがあります。副作用には皮膚刺激などがあります。

口角炎のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

口角炎が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

口角炎が長引く、痛みや出血がある、再発するなどの場合は受診しましょう。

口角炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

口角炎は皮膚科の受診が基本となります。症状に応じて歯科・口腔外科、内科も受診するとよいでしょう。

口角炎には初期症状はありますか?

口角炎の初期症状には、かゆみ、違和感、赤み、乾燥、微細なひび割れ、薄皮の剥がれなどがあります。

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