耳だれがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/10/06
「耳だれがある」がどの病気に関連するかAIでチェックする
耳だれがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「耳だれがある」はどんな症状ですか?
耳だれがあるとは
「耳だれがある」に関連する主の病気には、中耳炎、外傷性鼓膜穿孔などがあります。
「耳だれがある」に関連する症状はありますか?
「耳だれがある」のQ&A
- A.
耳垂れを放っておくと、症状が慢性化して難聴になることもあります。放置せずに受診し、原因となっている病気があれば治療しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る耳垂れは、耳の中の炎症が原因で起こることが多いです。自然に治ることもありますが、適切な診断と治療が行われなければ症状が長引いたり、炎症が耳の奥に広がって難聴やめまいの後遺症を残したりすることもあります。
耳垂れが続く場合にはお近くの耳鼻咽喉科を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。 - A.
耳の中から膿や水っぽい液体などが出てくる症状です。「耳漏」とも呼ばれます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る耳垂れとは
「耳垂れ」とは、耳の中から何らかの液体が出てくる症状のことを言います。医学的な専門用語では「耳漏(じろう)」と呼ばれます。
出てくる液体は以下のようにさまざまです。- 水っぽいサラサラの液体(水様性)
- 粘っこい液体(粘性)
- 嫌な臭いのする黄色い液体(膿性)
- 血の混ざった赤い液体(血性)
耳垂れに伴うことのある症状
耳垂れの原因によっては、以下のような症状が伴うこともあります。
耳垂れの原因
主な原因としては、耳の中の感染症、外傷、腫瘍などが挙げられます。
受診の目安
耳垂れ以外の症状を伴う場合や、耳垂れの症状が持続する場合は、早めに医療機関を受診することがすすめられます。
- A.
耳垂れの治療には、耳の中に薬液を落とす点耳薬を使うことが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る細菌感染が原因の耳垂れの場合、耳の細菌感染に対する点耳薬を使うことがあります。抗生物質の入った点耳薬(オフロキサシン(タリビッド®︎)、ホスホマイシン(ホスミシン®︎)、レボフロキサシン(コムレクス®︎)など)を使用します。
外耳道や中耳の真珠腫、がんが原因の場合にも感染を抑えるために同様の点耳薬を使用することもありますが、処置や手術などのより専門的な治療が必要となります。
なお、点耳薬の使用にあたっては、使用前に室温に戻すようにしましょう。冷所保存した点耳薬をそのまま使用すると、耳の奥に刺激が及んでめまいを起こすことがあります。 - A.
原因となる病気がある場合、点耳薬による治療などが有効です。また、耳掃除を控えることが耳垂れの予防になります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る薬による治療
耳垂れの原因の多くは、細菌やウイルスへの感染による外耳道炎や中耳炎です。これらによって耳垂れが起こっている時は、抗生物質を含んだ点耳薬や内服薬によって治療を行います。
処置
耳の入り口に近い場所にできた真珠種に対しては、外来で真珠種を除去する処置を行います。
手術
耳の奥の方にできた真珠種に対しては手術で摘出し、場合によっては聞こえを良くするための手術も行います。外耳道や中耳のがんに対しては可能な場合には手術を行います。
耳掃除を控えること
耳垂れを起こさないためには、耳掃除はし過ぎないことが望ましいです。耳掃除を頻繁にし過ぎてしまうと、外耳道の皮膚が傷つき、そこから細菌感染を引き起こすおそれがあります。また耳掃除のしすぎが外耳道がんの発生にも影響しているとも言われています。耳垢は皮膚の自浄作用で自然と奥から外に排出されるため、耳掃除をこまめに行う必要はありません。
- A.
耳鼻咽喉科を受診しましょう。耳の痛みや聞こえの悪さも伴う場合は早めの受診がすすめられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る耳垂れを診断するためには、耳の中の診察が必要です。また、聞こえに関わる症状がある場合、聴力検査を行うこともあります。これらに対応できるのは耳鼻咽喉科のため、耳垂れがある場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
特に以下のような症状を伴う場合には、大きな病気が隠れていたり、耳の深部まで影響が及んでいたりする可能性があるため、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。上記のような症状がなくても、耳垂れが続く場合は医療機関を受診しましょう。
- A.
外耳道炎や中耳炎といった耳の病気が原因となることが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る耳は図のように、外側から奥に向かって外耳、中耳、内耳に分けられます。外耳のうち外耳道は耳の入口から鼓膜までの部分で、外部の音を中耳に伝える役割を持っています。中耳は鼓膜と内耳の間に位置し、耳小骨という骨を利用して音の振動を増幅する機能があります。内耳は聴覚と平衡感覚の中心となる部分で、音の振動を電気信号に変換して脳に送ります。
耳垂れの原因となるのは、主に外耳道と中耳の病気です。以下、それぞれについて紹介します。外耳道の病気
外耳道炎
耳の入口近くの皮膚が炎症を起こす病気です。耳掃除をし過ぎると、皮膚が傷ついて炎症を起こしやすくなります。
外耳道湿疹
外耳道の皮膚が荒れて痒みや赤みが起こる病気です。乾燥やアレルギーが原因となることが多いです。
外耳道真珠腫
外耳道の皮膚の老廃物が異常に多く溜まる病気です。骨を溶かしながら進行します。
外耳道損傷
耳かきの入れ過ぎなどによって、外耳道に物理的な外傷が起こった状態を指します。
外耳道異物
ビーズや綿棒の先などの異物が外耳道内に入った状態です。特に子供はよく誤って耳に物を入れてしまうことがあるため要注意です。
外耳道がん
外耳道から発生する悪性の腫瘍です。
中耳の病気
中耳炎
中耳が細菌やウイルスに感染することなどによって炎症を起こす病気です。
中耳真珠腫
鼓膜の一部が中耳に入り込んで「真珠腫」という塊を作る病気です。骨を溶かしながら進行します。
中耳がん
中耳から発生する悪性の腫瘍です。
耳だれがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
耳だれがあるという症状について、医師からのよくある質問
- 耳の痛みはありますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- めまいがしますか?
- 頭がボーっとする、すっきりしない感じがしますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 耳鼻咽喉科