慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
循環器内科で治療することが多いため、受診をするなら循環器内科になります。
まず大前提として、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)は非常にまれな病気であり、この病気だけにあらわれる特徴的な症状はないため、自分で症状等から判断することは不可能です。
動いた時に息が苦しくなる、動悸があらわれる、胸が痛くなる、といった症状がある時には循環器内科の受診を検討しましょう。
診断をされた後の治療は主に循環器内科が関わりますが、治療内容によっては心臓血管外科、呼吸器内科、呼吸器外科などさまざまな診療科が連携して診察・治療を行うこともあります。
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最終更新日:
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
巽浩一郎ほか.慢性血栓塞栓性肺高血圧症(指定難病88).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/307(参照 2024-03-18)
日本循環器学会ほか.“肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版)”.https://js-phlebology.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/JCS2017_ito_h.pdf,(参照 1899-12-30).
慢性血栓塞栓性肺高血圧症2022診療ガイドライン作成委員会.“慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)診療ガイドライン2022”.https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00751/,(参照 1899-12-30).
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慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)
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「慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)」とはどのような病気ですか?
血の塊の影響で肺の動脈(肺動脈)が狭くなったり詰まることで、肺高血圧症や低酸素血症になる病気です。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の原因は何がありますか?
血栓が肺動脈付着することにより狭くなり、血流が悪くなることで肺高血圧症や低酸素血症になります。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)ではどのような症状がありますか?
体を動かしたときの息苦しさ、疲れやすさ、動悸等の症状があらわれます。進行すると胸痛や失神、突然の呼吸困難などが見られることがあります。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)には初期症状はありますか?
初期は症状が現れにくいですが、体を動かした際には、息切れ、動悸などの症状があらわれることがあります。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の場合、主にどのような治療をしますか?
血をサラサラにする薬や血管を広げる薬を使用します。病変の部位によっては、硬くなった血栓を血管の内膜と一緒に摘出する手術や、狭くなった血管を特殊な風船で広げる治療を行うこともあります。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の余命はどのくらいですか?
軽症例や治療の反応がよい場合には5年生存率は89%〜100%と良好とされています。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に特徴的な心電図はありますか?
慢性血栓塞栓性肺高血圧症だけに見られるような心電図変化はありませんが、肺動脈の圧が上がることによる心電図変化があらわれることはあります。
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