萎縮性胃炎がある場合、がんになる確率はどのくらいですか?
さまざまな報告がありますが、毎年ピロリ菌陽性者の0.5%が胃がんを発症するというデータがあります。
ピロリ菌感染および萎縮性胃炎と胃がんの関係については、さまざまな報告があります。
そのひとつとして、日本では毎年ピロリ菌陽性者の0.5%が胃がんを発症するというデータがあります。
また、ピロリ菌に現在感染している人は未感染の人に比べて、胃がんの発症リスクが日本では15倍以上、海外では20倍以上というデータもあります。これはあくまで統計学上の数値であり、実際にはこれよりも胃がんのリスクは高いと言われています。
萎縮性胃炎については、萎縮が高度になるにつれて胃がんのリスクが上がると言われています。全く萎縮のない人では0.04%、最も高度な萎縮のある人では5.33%に胃がんが見つかったため、単純に計算すると最も高度な萎縮がある人は萎縮がない人に比べて、130倍以上も胃がんの確率が高いとも言えます。
このようにさまざまな報告がありますが、押し並べて萎縮性胃炎がある場合、萎縮がない人に比べて数十倍胃がんになりやすいと言えるでしょう。
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最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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