「卵巣嚢腫」とはどのような病気ですか?
卵巣内に液体が貯留するなどして卵巣が腫れている病気です。
卵巣内に液体などが貯留して、袋状になっている状態を卵巣のう腫と呼びます。
卵巣のう腫が発生する確率は、女性の生涯で5~7%程度とされており、「袋」の中に何が溜まっているかによって、さまざまな種類に分けられます。
卵巣のう腫の大半は良性ののう腫ですが、一部悪性のものもあります。代表的な卵巣のう腫としては、以下のようなものが挙げられます。
漿液性腺腫
さらさらとした液体が貯留している卵巣のう腫です。超音波では通常の卵胞との区別が難しいのですが、サイズが大きい場合や増大傾向にある場合には漿液性腺腫と考えられます。
成熟奇形腫
脂肪分や髪の毛、骨などが含まれている卵巣のう腫です。比重が重いので、卵巣がねじれて痛みを生じる捻転に特に注意が必要です。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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