「母斑(色素性母斑)」とはどのような病気ですか?

母斑(色素性母斑)は、メラニンを作る細胞が皮膚で異常に増えることで生じる、いわゆる「ほくろ」や「あざ」のことです。

解説

【母斑(色素性母斑)とは】

  • 一般的に「ほくろ」や「生まれつきのあざ」と呼ばれる、皮膚の色や形に異常が見られる限局性の奇形です。
  • 「母斑細胞」という、体の色を作るメラニンに関連する細胞が増殖してできる良性のものです。
  • 遺伝や胎児期の要因で、生涯のさまざまな時期に現れ、ゆっくりと成長します。

【種類と特徴】

母斑(色素性母斑)は、その大きさや母斑細胞がある場所によって分類されます。

  • 大きさによる分類
    • 黒子(ほくろ): 直径1.5cmまでの小型のものです。多くは生まれたあと(3~4歳頃から)現れます。
    • 通常型(黒あざ): 直径1.5cm~20cmの中型のものです。多くは生まれつき存在し、成長とともに大きくなります。硬い毛が生えていることもあります。
    • 巨大型(黒あざ): 直径20cm以上の大型のものです。生まれつき存在し、まれに皮膚がんの一種である「悪性黒色腫」になるリスクがあります。

公開日

最終更新日

日本医科大学付属病院形成外科 形成外科

初岡 佑一 監修

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