母斑(色素性母斑)が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
形や色の急な変化がある場合や、大きいほくろやあざは受診しましょう。
【受診を検討する目安】
ほくろや黒あざが悪性黒色腫(皮膚のがん)に変わる可能性があるため、以下の特徴が見られる場合は、皮膚科の受診が推奨されます。
- 大きさ: 直径20cmを超える大きな「先天性の黒あざ(巨大先天性色素性母斑)」
- 場所と大きさ: 手のひらや足の裏にあり、長さが6mmを超えるもの
- 見た目の変化: 形がいびつ、境目がはっきりしない、色に濃淡がある、といった特徴を複数持つ「異型母斑(Clark母斑)」。家族に似た症状がある場合、特にがんのリスクが高まります
- 急な変化: 急に大きくなる「スピッツ母斑」は、がんによく似た見た目をしているため、専門家による慎重な判断が必要です
- 珍しい現象: ほくろの周りに白い輪ができる「サットン母斑」も、まれにがんとの関連が指摘されることがあります
これらの特徴に当てはまる場合や、心配な症状がある場合は、早めに皮膚科を受診し、ダーモスコピー検査などで相談しましょう。
日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
(参考文献)
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