母斑(色素性母斑)の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
母斑(色素性母斑)では、まれな皮膚がん(悪性黒色腫)への変化に注意が必要です。
【母斑(色素性母斑)とは】
「ほくろ」や「あざ」は、皮膚にできる「母斑」の仲間です。これは、メラニンという色素を作る細胞が増えた良性のものです。
【日常生活で注意すること】
最も大切なのは、まれに皮膚がんの一種である「悪性黒色腫」に変化することがある点です。
- 特に、生まれた時からある大きな「黒あざ」(巨大型母斑:直径20cm以上)は、他のほくろより悪性化しやすいとされます。
- 爪にできる黒い線(爪甲黒色線条型母斑)で、その線が爪の外の皮膚にまで広がる場合も、悪性黒色腫の可能性が高いサインです。
- 「Clark母斑」と呼ばれるほくろも、定期的に皮膚科で診てもらうことがすすめられます。
【治療と経過観察】
良性のほくろは様子見で大丈夫ですが、心配な場合は手術で完全に取る方法もあります。自己判断せず、気になる変化があれば専門医に相談しましょう。
日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
(参考文献)
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