亀頭包皮炎に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
ぬるま湯でやさしく洗い、刺激を避けて清潔を保つことが大切です。
亀頭包皮炎は、男性器の先端や包皮に炎症が起こる病気で、多くの場合、刺激を避けて、適切な清潔ケアで数日から2週間ほどで軽快します。
即効性のある方法は限られますが、ぬるま湯でやさしく洗い、清潔なガーゼや柔らかいタオルで水分はしっかり拭き取ることが有効です。
石鹸や、アルコール成分を含む洗剤は、すでに炎症のある場所にさらなる刺激になってしまい、症状を悪化させるおそれがあるため避けましょう。
洗う際には包皮を軽くめくって洗ったほうがいいですが、無理に引っぱると傷つきやすく、洗ったあとは必ずもとに戻さないと、亀頭を締め付ける「嵌頓(かんとん)包茎」のリスクがあります。
症状が強い場合や再発をくり返す場合、症状が長引く場合は、細菌やカビ(真菌)が原因の可能性があるため、皮膚科や泌尿器科で抗菌薬や抗真菌薬など、薬による治療が必要になることがあります。
そのため、症状が強い場合や上記の清潔ケアをやっても数日で治らない場合は、早めに受診してください。また、完治するまでは性交渉などは控えてください。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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