10代や20代などの若年層でも亀頭包皮炎になるリスクはありますか?

若年層でも亀頭包皮炎のリスクがあります。

解説

亀頭包皮炎とは、男性器の先端(亀頭)や、それを覆う皮膚(包皮)に炎症が起こる病気です。

日本人男性全体では、包皮を切除する手術(割礼)を受けていない方の約1.5%にみられるとされ、とくに2~5歳の幼児期に発症しやすいと言われていますが、10代や20代などの若年層でも、ちょっとした刺激や軽度の感染症などがきっかけとなり、発症することがあります。

原因としては、包茎などで包皮と亀頭の間に汚れがたまり細菌やカビ(真菌)が増えるほか、アレルギー反応や性行為による感染なども挙げられます。

さらに、糖尿病など免疫力が低下する病気を持っている場合は、感染を起こしやすくなるため注意が必要です。

症状としては、赤み・かゆみ・腫れ・痛みなどが一般的で、膿(うみ)が出ることもあります。

公開日

最終更新日

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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関連するQ&A

「亀頭包皮炎」とはどのような病気ですか?

男性器の皮膚や先端に炎症が生じて、赤み・かゆみが生じる病気です。

亀頭包皮炎の原因となる菌には何がありますか?

黄色ブドウ球菌や大腸菌、連鎖球菌といった常在菌や、カンジダというカビなどがあります。

亀頭包皮炎の症状にはどのようなものがありますか?

男性器の先端や皮膚に赤みや腫れ、痛み、かゆみが生じます。また悪化すると、膿が出てくることもあります。

亀頭包皮炎の場合、主にどのような治療をしますか?

主に入浴や洗浄などの生活指導を行います。長引く場合は、塗り薬や内服薬を使用することもあります。

亀頭包皮炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

泌尿器科や小児科、皮膚科を受診しましょう。症状がひどい場合や、なかなか治らない場合は、我慢せずに受診することをおすすめします。

亀頭包皮炎の治療に使用できる市販薬はありますか?

ありますが、使い方によって無効な場合や悪化する場合があります。

細菌性亀頭包皮炎は性交渉によって、他人にうつりますか?

性感染症による亀頭包皮炎は感染することがあります。

亀頭包皮炎は自然に治りますか?

毎日入浴することや、優しく痛まない程度に洗浄するだけで自然に治ることが多いです。

亀頭包皮炎はどのくらいの期間で治りますか?治療を開始してから治るまでの流れを教えてください。

多くは数日から2週間で改善し、原因に合わせた適切なケアで早く治ります。

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