尿道炎
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尿道炎の原因として、淋菌やクラミジアなどの性病は考えられますか?
自治医科大学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
症状が出る1ヶ月以内に、感染のきっかけとなりうる性行為をしていた場合などは特に考えられます。
解説
まず、尿道カテーテルの使用や膀胱鏡などを受けた場合や、尿路結石や外傷などで尿道を損傷した場合を除き、尿道炎の原因は性感染症と考えてよいです。
体の構造の違いにより、性感染症による尿道炎は男性に多く、女性では稀です。
性感染症による尿道炎において、主な原因微生物は、下記のとおりです。
- 淋菌
- クラミジア
- マイコプラズマ
- トリコモナス
- ウレアプラズマ
淋菌性尿道炎は性行為などの感染きっかけから2~7日で発症することが多いです。
クラミジア性尿道炎は感染きっかけから1~3週程度で発症することが多いです。
これらの潜伏期間を考慮すると、性行為から1ヶ月以内に尿道炎を発症し、特にその他に原因となるようなことがなければ、淋菌やクラミジアなどの性感染症によって尿道炎を発症している可能性は十分に考えられます。
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(参考文献)
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