一般的にどのような薬を飲んで治療しますか? 副作用はありますか?
脈をゆっくりにする薬や甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬が一般的に使用されます。それぞれに副作用があります。
脈が速くなる症状や不整脈が見られる場合には、脈をゆっくりにする薬を使用します。
副作用として、脈がゆっくりになりすぎて体がフラフラすることなどがあります。
また、バセドウ病が甲状腺機能亢進症を引き起こしている場合には、甲状腺ホルモンの分泌を抑えるために、抗甲状腺薬(チアマゾール、プロピルチオウラシル)を使用します。
副作用としては、
- 白血球の減少
- 肝機能障害
- 湿疹
などが起こる場合があります。
また、稀ではありますが、関節や肺、血管の炎症を起こすこともあります。
万が一副作用が出てしまってもすぐ対応できるように、薬を飲み始めて間もない時期には、短い間隔で外来診療を行います。
公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
日本甲状腺学会. 甲状腺専門医ガイドブック 改訂第2版. 医学書出版, 2018.
日本甲状腺学会. バセドウ病治療ガイドライン2019. 南江堂, 2019.
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
甲状腺機能亢進症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
一般的にどのような治療を行いますか?
原因がバセドウ病か機能性結節か、もしくはそれ以外かによって治療法が変わります。薬物治療が主となる場合もあれば、放射線治療や手術を行う場合もあります。
薬が効かない場合はどうしたらいいですか?
放射線治療や手術など他の治療法を検討します。担当医師と相談しましょう。
医療機関を受診する目安はありますか?
もともと甲状腺の病気があり、発熱や意識がぼんやりするなど、疑わしい症状が現れた場合はすぐに受診しましょう。
治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
まずは薬物治療を行っていきます。薬でうまく改善しない場合や副作用が見られる場合には、放射線治療や手術の実施も考えます。
どのようにして診断しますか?
血液検査で甲状腺ホルモンの高値を確認したうえで、症状を確認して診断します。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。