変形性関節症はどのような人に多い病気ですか?
高齢者、肥満の方、過去の外傷歴のある方、スポーツ活動や重労働などをする方に多いです。
変形性関節症は、いくつかの要因が組み合わさることで発症リスクが高まります。
最も大きな要因は加齢であり、特に50歳を過ぎた頃から発症する人が増え、高齢になるほど有病率が高くなる傾向があります。
これは、長年の関節の使用による軟骨の摩耗や、自己修復機能の低下が関係しています。
また、肥満は膝や股関節などの体重を支える関節に過剰な負荷をかけるため、軟骨のすり減りを早め、発症の重要なリスク因子となります。
過去に骨折や靭帯損傷などの関節の外傷を負ったことがある場合や、特定の関節に繰り返し強い負担がかかるような仕事(重労働)やスポーツ(長距離走、サッカーなど)を長年続けている方も、関節軟骨が傷つきやすく、発症しやすいと考えられています。
さらに、遺伝的な体質も関与するとされており、家族に変形性関節症の方がいる場合は注意が必要です。
これらの要因が複合的に影響し、変形性関節症の発症につながります。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
S Glyn-Jones DPhil et al.“Osteoarthritis”.ScienceDirect.https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0140673614608023?via%3Dihub,(参照 2025-04-30).
Dahai Yu et al.“Annual consultation incidence of osteoarthritis estimated from population-based health care data in England”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26163287/,(参照 2025-04-30).
織田 弘美. 整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂. 2007
中村 利孝ほか. 標準整形外科学 第13版. 医学書院. 2017
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