原発性胆汁性胆管炎は血液検査でわかりますか?
血液検査は有用ですが、通常は画像検査も行います。
原発性胆汁性胆管炎(PBC)を診断する上で、血液検査は有用ですが、通常は画像検査も行います。まず一般的な項目として、PBCではγ-GTやALPといった血液検査の項目が上昇します。これらの項目は一般的なもので、原発性胆汁性胆管炎以外の原因でも上昇することがあります。例えば、胆石症や飲酒などでも一時的な上昇は見られます。
そのため、通常はエコーやCTのような画像検査を行い、胆石や胆管がんなどの病気がないかを確認します。はっきりとした原因がなく、原発性胆汁性胆管炎が疑わしい場合には、血液検査で専門的な項目を調べます。抗ミトコンドリア抗体やIgMが上昇していれば、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いです。
このように、血液検査は原発性胆汁性胆管炎の診断を行う上で重要です。しかし、似たような血液検査の異常を伴う他の病気がないかを調べる上で、CTやエコーのような画像検査も必要になる場合が多いです。
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
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