原発性胆汁性胆管炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
主に進行を遅らせたり、症状を和らげる薬で治療しますが、薬によって副作用はあります。
原発性胆汁性胆管炎の主な治療は薬物療法です。
目的に応じて以下の2種類に大きく分けられます。
①進行を遅らせる薬
主にウルソデオキシコール酸という胆汁の流れをよくする薬を使います。場合によってはコレステロールを下げる薬やステロイドが併用されることもあります。
ウルソデオキシコール酸やコレステロールを下げる薬は比較的副作用が少ないですが、ステロイドはさまざまな副作用(感染しやすくなる、血糖値が上昇するなど)があるため、使用するケースは限られます。
②症状を和らげる薬
皮膚のかゆみや骨粗鬆症、高コレステロール血症、乾燥など具体的な症状に対して、それを和らげる薬を使います。ただし、病気自体を改善したり、進行を遅らせる効果はありません。
比較的副作用の少ない薬が多いですが、場合により重篤な副作用が出るものもあります。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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