大人の微小変化型ネフローゼ症候群について教えてください。
大人の微小変化型ネフローゼ症候群は、むくみと大量蛋白尿を起こす病気です。
大人の微小変化型ネフローゼ症候群は、腎臓で尿をろ過する糸球体に、一見では大きな傷が目立たないのに、尿に大量のタンパクが漏れる病気です。主な症状は、足やまぶたのむくみ、泡立つ尿、急な体重増加です。成人の特発性ネフローゼ症候群の約10〜15%を占めるとされています。
子どもにもみられる病気ですが、大人では腎生検で確認して診断することが多いのが特徴です。顕微鏡で大きな変化が乏しいため「微小変化型」と呼ばれますが、電子顕微鏡では糸球体の細胞に特徴的な変化がみられます。大人では、ほかの腎臓病、特に巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)との見分けが大切です。
治療の中心はステロイドです。多くの患者さんで改善が期待できますが、大人では子どもより寛解まで時間がかかることがあり、再発する人もいます。ステロイドが効きにくい、あるいは副作用が問題になる場合には、シクロスポリン、タクロリムス、リツキシマブなどが検討されます。長期の腎予後は比較的よいとされますが、再発をくり返す例もあるため、継続した通院が大切です。
微小変化型ネフローゼ症候群について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
.“KDIGO 2021 Clinical Practice Guideline for the Management of Glomerular Diseases”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34556256/,(参照 2026-04-07).
Marina Vivarelli et al.“Minimal Change Disease”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27940460/,(参照 2026-04-07).
Jonathan Hogan et al.“The treatment of minimal change disease in adults”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23431071/,(参照 2026-04-07).
Stephen M Korbet et al.“Management of Adult Minimal Change Disease”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30952629/,(参照 2026-04-07).
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微小変化型ネフローゼ症候群
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虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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