微小変化型ネフローゼ症候群で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かないときは、診断を見直し、別の治療へ切り替えます。
微小変化型ネフローゼ症候群で薬が効かない場合は、まず本当に微小変化型かを見直すことが大切です。成人では、最初は微小変化型と思われても、あとでFSGSなど別の病気とわかることがあります。そのため、経過や検査結果によっては、腎生検の再評価や、ほかの原因がないかの確認が行われます。
そのうえで、治療を切り替えたり追加したりします。ステロイドが効きにくい、または減らすと再発する場合には、シクロスポリンやタクロリムスなどのカルシニューリン阻害薬、場合によってはリツキシマブなどが検討されます。これらは再発を減らしたり、ステロイドを減らしたりする目的で使われます。
また、むくみや蛋白尿を抑えるための支持療法も重要です。つまり、「薬が効かない=打つ手がない」ではなく、診断の見直しと治療方針の立て直しが次の一歩になります。治療が難しい場合は、腎臓内科の専門施設で相談することが勧められます。
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(参考文献)
Marina Vivarelli et al.“Minimal Change Disease”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27940460/,(参照 2026-04-07).
Jonathan Hogan et al.“The treatment of minimal change disease in adults”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23431071/,(参照 2026-04-07).
Ahsan Aslam et al.“Review of the Role of Rituximab in the Management of Adult Minimal Change Disease and Immune-Mediated Focal and Segmental Glomerulosclerosis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37901702/,(参照 2026-04-07).
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虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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