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ぎっくり腰になった直後に自分でできる応急処置はありますか?
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
市販の消炎鎮痛剤の飲み薬があれば、それを使用してみましょう。ただし、薬へのアレルギーや胃腸や腎臓に持病がある場合は医師への確認が必要です。
解説
ぎっくり腰の可能性が高い場合、市販の消炎鎮痛剤(=痛み止め)を上手く使用することで、痛みをやわらげられる場合が多いです。
消炎鎮痛剤には、外用薬(貼り薬)と内服薬(飲み薬)があります。一般的に、飲み薬のほうがすぐに効果が期待できますが、飲み薬に対して、アレルギー・胃腸・腎臓が悪いなどの持病が無いことを必ず事前に確認しましょう。
市販の飲み薬で腰痛に効果が期待できる成分には、ロキソプロフェンやアセトアミノフェン、イブプロフェンなどがあり、これらの成分が含まれているものを選び、必ず決められた用法用量を超えないように注意しましょう。
即効性があるといっても、飲んでから30分程度ではあまり効果がありません。効果が出るまでの間は、腰を動かさなくて済むように、横になって安静にしていましょう。
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(参考文献)
ほかのぎっくり腰の質問
「ぎっくり腰」とはどのような病気ですか?
一般的ににぎっくり腰とは、突然の激烈な腰の痛みのために身動きがとれなくなった状態を指します。病院では急性腰痛症と呼ばれます。
ぎっくり腰の原因や症状には何がありますか?
重いものを持ち上げたり、腰をひねったりしたときに突然腰に強い痛みが起こります。腰の関節や、周囲の筋肉や靭帯が原因で痛みが起こると言われていますが、はっきりとした原因はわからないこともあります。
ぎっくり腰に初期症状はありますか?
多くの場合は突然の激烈な腰痛で身動きがとれなくなりますが、数日前から軽い腰痛や腰の違和感を初期症状として感じる場合があります。
ぎっくり腰はどれくらいで治りますか?
身動きがとれなくなるような強い症状は1週間以内、軽い腰痛や腰の違和感も1ヶ月以内にはなくなることが多いです。
ぎっくり腰が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、受診の目安はありますか?
まずは整形外科を受診しましょう。高齢の方の場合や、足の痛みやしびれの範囲が広い場合、熱がある場合などは早めに受診するようにしましょう。
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