若年性特発性関節炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
ひとつのNSAIDsが効かない場合でも、他のNSAIDsが有効な場合もあります。
第一選択薬であるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)が無効の場合、別のNSAIDsを試したり、病型や年齢に合わせて抗リウマチ薬を使用することもあります。全身型の若年性特発性関節炎ではステロイドで治療開始し、抗リウマチ薬を併用します。
抗リウマチ薬には以下のようなものがあります。
- メトトレキサート
- TNF阻害薬(インフリキシマブエタネルセプト、アダリムマブなど)
- T細胞選択的共刺激阻害調節薬(アバタセプト)
- IL6阻害薬(トシリズマブ)
全身型の場合にはIL-1阻害薬(カナキヌマブ)を使用することもあります。
なお、薬の効果が出るまでに時間がかかる場合もありますので、自己判断で中止せずに医師に必ず相談してください。
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最終更新日:
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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