若年性特発性関節炎の予後について教えてください。
病型により症状や合併症、予後は異なります。それぞれ適切な治療を行うことが大切です。
若年性特発性関節炎は7つの病型に分けられており、病型により症状や合併症、予後は異なります。
例えば全身型では、全身の炎症が強くなると急速に進行して、重症化するマクロファージ 活性化症候群という合併症を起こすことがあります。
全身型では約20%の患者さんが 寛解せずに、再燃・再発を繰り返しながら成人します。
関節型では、関節炎が悪化して関節破壊が進行すると、軟骨が減って関節が固まってしまったり、脱臼・亜脱臼などの関節変形が起こります。
また、約5~10%の患者さんではぶどう膜炎という眼の合併症が見られます。無症状で発症して失明することもあるため、発症リスクの高い病型では、定期的な眼科検診が必要となります。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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