成人スティル病
「成人スティル病」とは慢性関節炎、発疹、夕方から朝にかけての発熱を呈する膠原病の一つです。発症原因は不明ですが、炎症を起こす細胞の活動が原因と考えられています。症状を鎮める状態を維持する「寛解」を目指します。治療は炎症を抑えるためにステロイドを使用します。疑いがある時は内科、膠原病内科、リウマチ科、アレルギー科を受診してください。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
おすすめのQ&A
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「成人スティル病」とはどのような病気ですか?
成人スティル病は全身性の炎症疾患で、国の指定難病のひとつです。
成人スティル病の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
薬のアレルギーに注意してください。ステロイドなど免疫抑制薬で治療中の場合は、特に感染症に注意しましょう。
成人スティル病はストレスとなにか関連はありますか?
成人スティル病とストレスとの関連については、現時点では不明です。
成人スティル病は完治する疾患ですか?
病気を抑え込んだ状態である「寛解」という状態に至らせ、維持することは可能です。
成人スティル病で死亡することはありますか?
予後は患者さんによってさまざまで、治療で落ち着く場合もあれば重篤な合併症が起こる場合もあります。
成人スティル病では仕事に復帰できますか?
患者さんの病状によって判断が異なるため、まずは主治医にご相談ください
症状について
成人スティル病の原因は何がありますか?
成人スティル病の原因は、現時点では不明です。
成人スティル病ではどのような症状がありますか?
39℃を超えるスパイク状の発熱、関節痛、喉の痛み、リンパ節の腫れなどがみられます。
成人スティル病には初期症状はありますか?
発熱と関節痛はほとんどの患者さんに見られる症状です。
成人スティル病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
サーモンピンク疹とは何ですか?
サーモンピンク疹は成人スティル病でみられる特徴的な皮膚症状で、淡いピンク色の皮疹が四肢等に現れます。
成人スティル病では疲れやすくなりますか?
成人スティル病では発熱や関節炎が起こるため、全身のだるさや疲れやすさを感じる場合もあります。
大人で高熱が出て白血球が多い場合、何が考えられますか?
一般的には、感染症、悪性腫瘍、自己炎症性疾患などが考えられますが、正確な診断には受診が必要です。
治療について
受診について
薬について
(参考文献)
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