成人スティル病
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/04/05
あなたの症状と成人スティル病の関連をAIでチェックする
成人スティル病について「ユビー」でわかること
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成人スティル病と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
体温が37.5℃以上
- 自覚した時期
- 3週間以上前から
- 症状の程度
- 38℃より高い
関節の痛みがある
- 自覚した時期
- 6週間以上前から
関節に熱い感じがする
- 症状の頻度
- 初めての症状である
足首に症状がある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 自覚した時期
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
成人スティル病とはどんな病気ですか?
39度を超える発熱や皮膚の発疹、のどの痛み、関節の痛みを起こす病気です。マクロファージ活性化症候群などの生命にかかわる状態を起こすこともあります。
成人スティル病の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
成人スティル病への対処法は?
経過によっては生命にかかわる病気です。必ず専門の医療機関を受診してください。
成人スティル病の専門医がいる近くの病院はありますか?
成人スティル病の専門医がいる病院を見る成人スティル病のQ&A
- A.
一般的には、感染症、悪性腫瘍、自己炎症性疾患などが考えられますが、正確な診断には受診が必要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る大人で高熱があり、白血球数が基準値よりも多い場合には、感染症や自己炎症性疾患、悪性腫瘍など、さまざまな可能性が考えられます。
感染症の可能性がまず疑われますが、その他の病気が原因の可能性もありますので、高熱が続く場合には、医療機関を受診されることをおすすめします。
診察では、高熱の程度や高熱が続いている期間、白血球数の上昇の程度や、上昇している白血球の種類(白血球分画)、その他、患者さんがもともと持っている病気などの情報に基づき、疑われる原因が絞られ、さらに検査が行われることになります。 - A.
成人スティル病では発熱や関節炎が起こるため、全身のだるさや疲れやすさを感じる場合もあります。
解説成人スティル病の主な症状として発熱や関節炎などがあるため、それに伴い、疲れやすくなったり、全身のだるさを感じることも考えられます。
なお、成人スティル病では、短時間に39℃を超える発熱が現れ、その後、平熱に戻るというスパイク発熱が特徴的とされています。
関節痛は、膝や手、足の関節に現れやすいことが知られています。
他の症状として、サーモンピンク疹とも呼ばれる淡いピンク色の皮疹やのどの痛み、リンパ節の腫れなどがあります。
気になる症状がある場合には、医療機関の受診をご検討ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る成人発症スチル病(指定難病54).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/132(参照 2025-02-13)
成人スチル病診療ガイドライン作成委員会.成人スチル病診療ガイドライン 2017年版【2023年Update】.Mindsガイドラインライブラリ,https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00841/(参照 2025-02-13) - A.
サーモンピンク疹は成人スティル病でみられる特徴的な皮膚症状で、淡いピンク色の皮疹が四肢等に現れます。
解説サーモンピンク疹は、成人スティル病で認められる典型的な皮膚症状です。
足や腕、体幹に淡いピンク色の平たい形をした膨らみで、かゆみを感じることは少ないとされています。
発熱時に症状が現れ、熱が引くとともに消失することが多いです。成人スティル病の約60%の方に現れるとされています。
なお、成人スティル病とは全身性の炎症性疾患で、国の指定難病のひとつです。
サーモンピンク疹以外の特徴的な症状としては、39℃を超える発熱を何回か繰り返すことや、咽頭痛・関節炎が挙げられます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る三村 俊英. 成人Still病の診断と治療. 日本内科学会雑誌. 2018, 107, 1892-1898.
成人スチル病診療ガイドライン作成委員会.成人スチル病診療ガイドライン 2017年版【2023年Update】.Mindsガイドラインライブラリ,https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00841/(参照 2025-02-13)
森雅亮.成人発症スチル病(指定難病54).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/282(参照 2025-02-13) - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説成人スティル病をセルフチェックにより疑うことは、ある程度可能です。
以下のような症状が複数出現している場合には、成人スティル病も疑われます。など
ただし、成人スティル病の確定診断には他の病気も否定する必要があり、血液検査も必要です。これらの症状があれば、内科、膠原病内科、リウマチ科、アレルギー科の医師に相談してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るYF Asanuma, et al. Mod Rheumatol. 2015, 25(3), 393-400.
Yamaguchi M, et al. J Rheumatol. 1992,19(3),424-430. - A.
発熱と関節痛はほとんどの患者さんに見られる症状です。
解説成人スティル病は、
- 39℃を超えるスパイク状の発熱(39℃超が1日中続くのではなく、1日に何回か生じる)
- 多発関節炎
- かゆみを伴わない皮疹
などが現れることが特徴です。ただし、患者さんの全員にすべての症状が現れるわけではありません。
日本の成人スティル病の患者さんの疫学調査でも、発熱と関節痛が8~9割、皮疹や喉の痛みが6割前後、リンパ節が腫れが4割程の患者さんに見られることが報告されています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るYF Asanuma, et al. Mod Rheumatol. 2015, 25(3), 393-400.
Yamaguchi M, et al. J Rheumatol. 1992,19(3),424-430. - A.
39℃を超えるスパイク状の発熱、関節痛、喉の痛み、リンパ節の腫れなどがみられます。
解説成人スティル病で見られる特徴的な症状として、
- 39℃を超えるスパイク状の発熱(39℃超が1日中続くのではなく、1日に何回か生じる)、
- 多発関節炎
- かゆみを伴わない皮疹
などが挙げられます。
日本の成人スティル病の患者さんの疫学調査でも、発熱と関節痛が8~9割、皮疹や喉の痛みが6割前後、リンパ節の腫れが4割程の患者さんに見られることが報告されています。これらの症状は、最も有名な診断基準にも含まれています。
なお、関節炎は骨の強直やびらんという変化が見られる場合があり、関節リウマチなどの他の膠原病の関節炎との区別が難しいことがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るYF Asanuma, et al. Mod Rheumatol. 2015, 25(3), 393-400.
Yamaguchi M, et al. J Rheumatol. 1992,19(3),424-430.
Medsger TA, Christy WC. Arthritis Rheum. 1976, 19(2), 232-242. - A.
成人スティル病の原因は、現時点では不明です。
解説成人スティル病の原因は明確には解明されていませんが、遺伝的要因と後天的要因の両方が関与していると考えられています。
遺伝的な要因や後天的な要因によってマクロファージという白血球が活性化し、サイトカインと呼ばれる炎症物質が過剰に放出されることによって引き起こされます。
なお、後天的な環境要因のなかには、風疹、EBウイルス、パルボウイルスなどのウイルス感染や、インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチン接種後に発症する例があることが報告されています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るE. Feist, et al. Nat Rev Rheumatol. 2018, 14(10), 603-618.
J M Wouters, et al. Ann Rheum Dis. 1988, 47(9), 764-767.
D-Y Chen, et al. Mol Med Rep. 2018,17,3364-3371.
K. Yoshioka, et al.Mod Rheumatol.2011,21(4),432-435.
Matsuda M, et al. Intern Med. 2023,62,299-305.
成人スティル病について、医師からのよくある質問
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 関節が痛みますか?
- リンパ節(首や脇の下、股の付け根、耳の後ろなどにあります)がはれて大きくなっていると感じますか?
- これまでに【扁桃炎を年に4回以上】繰り返していますか?
- うわあごは痛みますか?
監修医師
診療科・専門領域
- リウマチ科