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風疹
同義語
三日はしか、風しん
「風疹」とは、風疹ウイルスに感染することで引き起こされる急性の発疹性感染症で、別名で「三日はしか」とも呼ばれます。基本的に自然と症状は良くなりますが、稀に重症化することがあります。発熱や発疹、首のリンパ節の腫れといった疑わしい症状があれば、子供なら小児科を、大人なら一般内科やかかりつけ医を受診しましょう。
国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 小児科
福井 加奈 監修
病気について
風疹とはどのような病気ですか?
風疹ウイルスに感染することで引き起こされる急性の発疹性感染症です。別名で「三日はしか」とも呼ばれます。
風疹の原因は何ですか?
風疹ウイルスの感染が原因です。
風疹を放置するとどうなりますか?
基本的に自然と症状は良くなりますが、稀に重症化することがあります。また、感染を周りに広げるおそれがあります。
風疹ではどのような感染経路が考えられますか?
飛沫感染や接触感染、母体から胎児に感染する母子感染があります。
風疹の潜伏期間はどれくらいですか?
約2~3週間です。症状が出る約1週間前から人に移す可能性があります。
風疹はどれくらいの確率で他人にうつりますか?
風疹の免疫がない集団において、1人の風疹患者さんから5~7人にうつす強い感染力があると言われています。
症状について
風疹ではどのような症状が見られますか?
発熱や発疹、首のリンパ節の腫れ、全身のだるさ、関節痛などが見られます。
風疹と症状が似ている他の病気はありますか?
麻疹(はしか)等、発熱や発疹を伴う他の感染症と、症状が似ていることがあります。
風疹の初期症状には何がありますか?
感染初期には症状のない潜伏期間があります。その後、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
風疹の症状をセルフチェックできますか?
風疹の症状や原因、おすすめの病院や対処方法は症状検索エンジン「ユビー」で調べられます。
大人が風疹に感染した場合、どのような症状がでますか?
発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされます。
受診について
診断について
治療について
検査について
薬について
薬が効かない場合や治らない場合はどうしたらいいですか?
入院による治療が必要な可能性があります。医師に相談しましょう。
風疹の予防接種について教えてください。
予防接種は風疹の予防として最も有効な方法です。定期接種としては1歳時、小学校入学前1年間で2回受けます。
風疹の予防接種を受けたかわからない場合に調べる方法について教えてください。
ご自身の母子健康手帳(母子手帳)に記載されている予防接種の記録を確認しましょう。
風疹予防接種後は、いつから子づくりを行うことができますか?
風疹予防接種から2ヶ月後が推奨されます。
風疹予防接種後、抗体は何年ほど持続しますか?
抗体の持続期間には個人差があり、一概には言えません。
風疹予防接種を2回、3回受けたが抗体がついていない場合は、追加の接種は必要になりますか?
今後妊娠を希望される方など、確実に風疹を予防したい方にはワクチン接種が推奨されています。
妊娠中に風疹予防ワクチンは接種可能ですか?
いいえ、接種できません。
(参考文献)
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