妊娠中、風疹について注意すべきことはありますか?
妊娠中に風疹にかかると赤ちゃんに感染し、先天性風疹症候群になることがあります。妊娠前の本人のワクチン接種や、妊婦の家族のワクチン接種を勧められます。
妊娠初期に風疹にかかると、お腹の赤ちゃんにウイルスが感染して、難聴や白内障などの先天性疾患を引き起こす「先天性風疹症候群」を発症する可能性が高くなります。
そのため、風疹の抗体がついているか検査をすること、また抗体がついていない場合のワクチン接種をお勧めします。(妊娠中はワクチン接種を受けることができません)。ワクチン未接種のまま妊娠された方は、風疹が発生している地域に可能な限り出かけないようにする、人混みは避けるなどの注意が必要です。
また、妊娠された方のご家族も、風疹の抗体検査やワクチン接種を行うようにしましょう。お住まいの地域によっては、検査やワクチン接種に対する助成金が出ることがあります。
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最終更新日:
国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 小児科
福井 加奈 監修
(参考文献)
厚生労働省.“風しんについて.https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html,(参照 2023-03-30).
東京都感染症情報センター.“風しん Rubella.https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/rubella/,(参照 2023-03-30).
国立感染症研究所.“風疹とは.https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/430-rubella-intro.html,(参照 2023-03-30).
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