リウマチ熱
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状とリウマチ熱の関連をAIでチェックする
リウマチ熱について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
リウマチ熱と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
息苦しさを感じる
- 症状の程度
- 会話をするだけでも息苦しくてつらい
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
関節に熱い感じがする
- 症状の頻度
- 初めての症状である
むくみがある
- 症状の状態
- 赤い斑点(ブツブツ)がある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
リウマチ熱とはどんな病気ですか?
「リウマチ熱」とは、溶連菌感染による咽頭炎の後、数週間で免疫反応により関節や皮膚、心臓に炎症が起こる病気です。発症は小児に多いですが、抗菌薬により激減しています。発熱や関節痛、胸痛などの症状があります。のどの風邪の後に関節が痛くなった場合、受診して咽頭炎のことを知らせましょう。
リウマチ熱の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
リウマチ熱への対処法は?
抗菌薬やアスピリンを用いて治療します。心臓が障害されることがありますので、必ず専門医による診断・治療を受けてください。
リウマチ熱の専門医がいる近くの病院はありますか?
リウマチ熱の専門医がいる病院を見るリウマチ熱のQ&A
- A.
いいえ。リウマチ熱とは主に小児に見られる溶連菌感染による病気ですので、他の疾患の可能性が高いです。主治医へご相談ください。
解説急な発熱自体はさまざまな病気でみられ、リウマチ熱にだけ特徴的な症状ではありません。また、リウマチ熱は主に小児から青少年、特に5歳〜15歳で見られる病気であり、かつ現代の先進国では稀な病気です。
以上により、高齢者の突然の発熱はリウマチ熱である可能性は低く、ほかの原因を考慮する必要があります。主治医へご相談ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames D. Cherry et al. Feigin and Cherry's textbook of pediatric infectious diseases. Elsevier. 2019
- A.
小児期にリウマチ熱になった後、心臓の弁が少しずつ変性し、数十年して弁膜症になります。
解説急性リウマチ熱は心炎の結果、心臓の筋肉や膜、弁などに影響を与えます。またリウマチ熱を治療しないと、さらに弁の変性(線維化や石灰化)が進み、数年から数十年して永続的な心臓弁膜症を発症することがあります。
これは通常、リウマチ熱を発症してから10~20年後に発症しますが、重篤なリウマチ熱や再発性リウマチ熱の後は、より早めに発症する場合もあります。重度の場合には、心臓手術を要したり、命に関わる場合があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames D. Cherry et al. Feigin and Cherry's textbook of pediatric infectious diseases. Elsevier. 2019
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames D. Cherry et al. Feigin and Cherry's textbook of pediatric infectious diseases. Elsevier. 2019
CDC.“Rheumatic Fever: All You Need to Know”.CDC.https://www.cdc.gov/groupastrep/diseases-public/rheumatic-fever.html,(参照 2024-02-22). - A.
咽頭炎が治って2〜3週間後に発熱と関節痛が現れます。
解説リウマチ熱の最初の症状は、典型的には溶連菌感染後2~3週間頃に発生します。関節炎は通常リウマチ熱の最も初期の症状で、発熱、倦怠感、食欲不振などを伴います。
膝、足首、肘、手首などに生じるのが一般的で、症状は1~2日から1週間ほど続き、また、関節炎がある部位に出現し、軽快した後に別の部位にもあらわれ、関節から関節へ移動しているかのように見える「移動性」「多関節性」であることが特徴的です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames D. Cherry et al. Feigin and Cherry's textbook of pediatric infectious diseases. Elsevier. 2019
CDC.“Rheumatic Fever: All You Need to Know”.CDC.https://www.cdc.gov/groupastrep/diseases-public/rheumatic-fever.html,(参照 2024-02-22). - A.
発熱、関節痛、胸痛、発疹、不随意運動、心臓弁膜症などがあります。
解説以下のような症状があらわれることがあります。
症状のあらわれ方は、関節症状および心炎を伴う急性の発熱と、遅れてあらわれる舞踏病に伴う神経症状や行動症状に大きく分けられ、前者の方がより一般的です。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames D. Cherry et al. Feigin and Cherry's textbook of pediatric infectious diseases. Elsevier. 2019
CDC.“Rheumatic Fever: All You Need to Know”.CDC.https://www.cdc.gov/groupastrep/diseases-public/rheumatic-fever.html,(参照 2024-02-22). - A.
溶連菌による咽頭炎が原因になります。
解説溶連菌性咽頭炎や猩紅熱(溶連菌性咽頭炎に関連した全身の皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)を伴う感染症)を適切に治療されなかった場合に、続いてリウマチ熱を発症することが知られています。
そのメカニズムは未解明ですが、溶連菌の感染に対する体の免疫反応が関与していると考えられています。免疫系が溶連菌に反応して抗体を生成する過程で、誤って自身の組織(特に心臓、関節、皮膚、中枢神経系)を攻撃してしまうことがあり、これがリウマチ熱の症状を引き起こす原因となるとされています。
ただし、未治療の溶連菌性咽頭炎からリウマチ熱を発症する人はごく一部であり、リウマチ熱へのなりやすさは、その他にも遺伝的要因、溶連菌の種類、環境要因などがさまざまに関与していると考えられます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames D. Cherry et al. Feigin and Cherry's textbook of pediatric infectious diseases. Elsevier. 2019
CDC.“Rheumatic Fever: All You Need to Know”.CDC.https://www.cdc.gov/groupastrep/diseases-public/rheumatic-fever.html,(参照 2024-02-22).
監修医師
診療科・専門領域
- 小児科
- 救急科