首に症状がある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/05/08
「首に症状がある」がどの病気に関連するかAIでチェックする
首に症状があるという症状について「ユビー」でわかること
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「首に症状がある」はどんな症状ですか?
首に症状があるとは
「首に症状がある」に関連する主の病気には、骨粗しょう症、慢性疼痛、緊張型頭痛などがあります。
「首に症状がある」に関連する症状はありますか?
「首に症状がある」のQ&A
- A.
首やその周辺に痛みが出る症状です。
解説頭と胴体の間の部位を首(医学用語としては頚部)と呼び、首の周りに痛みを感じることを「首の痛み」と言います。成人の10~20%が首の痛みを経験しているとされており、腰痛と並んで頻度の高い症状となります。痛みの感じ方は鋭い痛みや鈍い痛み、ズキズキする痛みなど、さまざまな表現がされます。怪我やスポーツなど痛みの始まりに覚えがある場合と、特にきっかけに覚えがない場合があります。
また、首の痛みに伴い、手足の痺れ(※足のしびれ、※手の指のしびれ)や動かしづらいといった症状や排尿や排便の障害も伴う場合があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCohen SP. Epidemiology, diagnosis, and treatment of neck pain. Mayo Clin Proc. 2015;90:284-299.
- A.
首の周囲の筋や骨・関節の炎症、神経の圧迫などが原因として考えられます。
解説首は以下の部位で構成され、これらの部位に損傷があると首の痛みが生じます。
- 中枢神経に属する「頚髄」
- 頚髄を守る骨である「頚椎」
- 周囲の筋肉や皮膚など
首の痛みの原因となる代表的な疾患として、下記のものが挙げられます。
頚髄や頚椎が原因となる疾患
- 怪我や運動に伴う骨折や脱臼
- 老化や変形などでの神経の狭窄:変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、頚部脊柱管狭窄症など
首の周囲の筋肉が原因となる疾患
- 寝違え
- 姿勢の悪さなどにより生じる筋の緊張
- むちうちにより生じる頚椎の捻挫など
その他
- 関節に結晶ができる関節炎:頚椎の偽痛風
- 自己免疫疾患(自身の免疫が自身の組織を攻撃してしまう病気) :リウマチ性多発筋痛症など
- 血管が破れる病気:椎骨動脈解離など
- 細菌の感染:化膿性椎間板炎など
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCohen SP. Epidemiology, diagnosis, and treatment of neck pain. Mayo Clin Proc. 2015;90:284-299.
- A.
首の周囲の筋や骨・関節の炎症、神経の圧迫などの異常が原因として考えられます。
解説首の後ろが痛む原因には、主に神経(頚髄)、骨(頚椎)、周囲の筋や皮膚などで起こる異常があり、以下のような病気を引き起こします。
頚髄や頚椎が原因となる病気
怪我や運動に伴うもの
- 骨折
- 脱臼
など
老化や変形などが原因となる神経の狭窄
- 変形性頚椎症
- 頚椎椎間板ヘルニア
- 頚部脊柱管狭窄症
など
首の周囲の筋肉が原因となる病気
- 寝違え
- 姿勢の悪さなどにより生じる筋の緊張
- むちうちにより生じる頚椎の捻挫
など
その他の病気
など
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSteven P Cohen. Epidemiology, diagnosis, and treatment of neck pain. Mayo Clin Proc. 2015, 90, p.284-299.
織田 弘美. 整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂. 2007 - A.
寝違えや姿勢に伴う筋の緊張、むちうちなどが主な原因となります。
解説首筋が痛む原因には、主に首の周囲の筋肉で起こる異常があります。
具体的には、以下のような原因が考えられます。寝違え
睡眠中に首の不自然な姿勢が長時間保持されることで、筋肉が緊張し、起きた時に首筋の痛みを感じます。
姿勢の悪さなどにより生じる筋の緊張
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、特に前屈みの姿勢を続けることで首周りの筋肉が緊張し、痛みが出ることがあります。
むちうち
車の追突事故などで頭が前後に揺れることにより、頚椎の周囲の筋肉がダメージをうけることがあります。これにより、首筋の痛みだけでなく、頭痛やめまいなどの症状も伴うことがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSteven P Cohen. Epidemiology, diagnosis, and treatment of neck pain. Mayo Clin Proc. 2015, 90, p.284-299.
織田 弘美. 整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂. 2007 - A.
寝違え、むちうち、神経痛などが考えられます。
解説首筋が片側だけが痛む場合、主に首の周囲の筋肉や神経で起こる異常があります。
具体的には、以下のような原因が考えられます。寝違え
睡眠中に首の不自然な姿勢が長時間保持されることで、筋肉が緊張し、起きた時に片側の首筋の痛みを感じることがあります。
むちうち
車の追突事故などで頭が前後に揺れることにより、頚椎の周囲の筋肉がダメージをうけることがあります。衝撃が左右どちらかに偏っていた場合、片側に痛みを強く引き起こすことが考えられます。
神経痛
頚椎や椎間板の変形によって首の神経が圧迫され、片側の首の痛みを生じることがあります。首だけでなく、肩や背中、腕などへ痛みが及ぶことも多いです。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSteven P Cohen. Epidemiology, diagnosis, and treatment of neck pain. Mayo Clin Proc. 2015, 90, p.284-299.
織田 弘美. 整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂. 2007 - A.
怪我による筋肉・靭帯の炎症や変形性関節症、頚椎椎間板ヘルニアなど、さまざまな病気が考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る発症したきっかけや、首以外の症状の有無で考えられる病気は異なります。主に怪我による筋肉・靭帯の炎症や変形性関節症、頚椎椎間板ヘルニアなどが考えられます。
スポーツや怪我などが理由で発症した場合
頚椎捻挫(むちうち)や骨折・脱臼などが強く疑われます。
特に原因がなく、症状が首の痛みに限定している場合
首周囲の筋や骨の炎症などが考えられ、いわゆる寝違えや猫背に伴う筋の慢性の痛みのことが多いです。
背景にストレートネック(本来弯曲している頸椎がまっすぐに並んでいる状態)が存在することがあります。特に原因がなく、手足や背中の麻痺やしびれを伴う首の痛みの場合
頚椎椎間板ヘルニアや頚部脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症などが考えられます。
- A.
ストレスが原因で首の痛みを感じることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るストレスは筋肉の緊張を引き起こすことが知られており、首や肩周りの筋肉が硬直して痛みが起こります。また、ストレスが長期化すると痛みに敏感となり、慢性的な痛みを引き起こすこともあります。
痛みの原因は、姿勢の悪さや運動不足、睡眠不足など、他の要因も絡むことが多いです。ストレス管理が重要で、リラックスや趣味の時間、適度な運動を取り入れることで、首の痛みの予防や軽減が期待できます。
ストレスを軽減することで、筋肉の緊張も和らぎ、痛みの改善につながることが多いです。 - A.
首を動かした際に痛みが生じる場合や、腕などに痺れを伴う場合はまず整形外科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る突然首や後頭部、胸部などに強い痛みなどが生じた場合には動脈解離などの緊急を要する疾患の可能性もあります。救急外来を受診しましょう。
またかかりつけの内科がある場合にはまずは主治医に相談してみましょう。
上記以外の場合には整形外科を受診するとよいでしょう。 - A.
外傷に伴う首の痛みや、発熱・悪寒を伴う場合には早期の受診をおすすめします。 症状の改善が乏しい場合や日常生活に支障がある場合にも受診を検討しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る下記のような症状がある場合には早期に受診をおすすめします。
外傷をきっかけに強い痛みが生じた場合
骨折や脱臼などが考えられ、頸部の固定などの処置が必要となることがあります。
発熱や悪寒を伴う場合
首の感染症の可能性が考えられ、その場合は抗生物質による治療や手術を行う必要がある場合もあります。
糖尿病やがんの治療をしている方や高齢の方は感染症のリスクが高いので、特に注意が必要です。
また下記の場合にも、受診を検討してください。痛みの程度が強くなる・改善しない場合
痛みの範囲が徐々に広がる場合
日常生活に支障が出る場合よくある軽い首の痛みの原因として、首の筋の緊張、骨や関節の変形、神経の圧迫などが考えられますが、日常生活に支障が出る場合や1~2週間ほど経過を見ても改善がなければ受診を検討しましょう。稀に背景にがんなどの重篤な病が隠れていることもあります。
- A.
首の痛みが続く場合、病院の受診をすることをおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の痛みが長期間続く場合、何らかの病気が隠れている可能性があります。
特に、次の場合は専門医の診察を受けることが推奨されます。- 痛みが徐々に強くなる
- しびれや感覚の異常が伴う
- 動きに制限が生じる
これらの症状は、頚椎の神経の圧迫、筋肉や関節の炎症などさまざまな原因が考えられ、早めに適切な診断と治療が必要です。早めに医療機関を受診することで、症状の悪化を防ぎ、効果的な治療を受けることができます。
病院を受診した場合、問診や身体診察後に必要に応じて画像検査が行われます。早期の適切な治療により、回復が早まる可能性があります。 - A.
首周囲の筋肉が原因での痛みの場合にはストレッチで改善する可能性があります。 解説に簡単に取り組めるストレッチの方法をご紹介します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首周囲の筋肉が原因での痛みの場合にはストレッチで改善する可能性があります。
椅子に座りながら無理のない範囲でゆっくりと行ってみてください。
外傷に伴う首の痛みや、痺れを伴うような首の痛みがある場合など、痛みがかえって悪化する恐れがあるため医師に相談のうえ行うようにしてください。1. 首の左右へのストレッチ
頭を右に傾け、右手で頭を押さえながら右肩に向かってゆっくり伸ばします。 15 ~ 30 秒間保持してから、反対側も同様に繰り返します。(各2セット)
2. 首の前側のストレッチ
あごを両手の親指で押しながら頭を後ろへ倒し、首の前側を伸ばします。 15秒間伸ばしてから放し、 これを2回ほど繰り返します。
3. 首の後ろ側のストレッチ
頭の後ろに手を置き、 あごを胸に引き寄せながら、頭をゆっくり前に倒します。 15〜30秒間保持し、2回ほど繰り返します。
- A.
まずは痛む動作を避け、安静を保ってください。湿布や鎮痛剤が有効な場合があります。我慢できないほどの痛みであれば、早めに整形外科の受診をおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る睡眠の後、目が覚めた時に首の後ろや肩にかけての痛みが出ることがあり、これを「寝違え」と言います。寝違えの原因ははっきりとは分かっていません。整形外科での診察や検査で他の病気を除外することで診断します。
寝違えの治療としては下記のものがあります。安静
無理に動かすと痛くなるため、安静を保ちましょう。
薬物治療
湿布や鎮痛剤、筋弛緩薬が有効な場合があります。
マッサージやストレッチ
有効な場合もありますが、更に痛みが増す場合もありますので医師に相談のうえ行いましょう。
- A.
ストレートネックの治療には、よい姿勢を保つことが重要であり、そのためにはスマホの制限が効果的です。また、ストレッチなどが有効な場合もあります。
解説頚椎は本来、前側に凸となるように穏やかに弯曲していますが、頚椎がま真っすぐに並んでいる状態を「ストレートネック」と表現します。
生まれつきストレートネックの方もいますし、スマートフォンの長時間使用やデスクワークの増加により後天的にストレートネックになる方もいます。
ストレートネックでは頭が前に傾いた状態となるため、首の筋への慢性的なストレスを受けやすく、首や背中などの痛み、肩こり、頭痛などが生じやすくなります。
ストレートネックの治療としては下記のものがあります。姿勢の改善
まずは正しい姿勢を維持することが重要です。具体的には、前かがみになることを避け、肩を後ろにして胸を張るようにして座ってください。長期間のスマートフォンやデスクワークを控えることも重要です。
ストレッチ
首や肩のストレッチを行うことで首回りの筋肉の緊張が緩和され、痛みが軽くなることがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKelani TD, Lee A, Walker M, et al. The Influence of Cervical Spine Angulation on Symptoms Associated With Wearing a Rigid Neck Collar. Geriatr Orthop Surg Rehabil. 2021;12:21514593211012391.
Oh SH, Yoo KT. The effects of stabilization exercises using a sling and stretching on the range of motion and cervical alignment of straight neck patients. J Phys Ther Sci. 2016;28:372-377. - A.
まずは安静を保つことが大切です。痛み止めや湿布、ストレッチなども有効です。
解説首の寝違えは、睡眠中に首が不自然な姿勢をとっていることにより、首の筋肉に過度の緊張が生じることで発生します。
首の寝違えの対処法は以下の通りです。安静
痛みがある場合は、首に負担をかけないようにしましょう。激しい運動や仕事は控えた方が良いでしょう。
痛み止めと湿布の使用
鎮痛剤や湿布を使用することで痛みの軽減が期待できます。
ストレッチ
痛みが和らいできたら、首の軽いストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を取り戻せます。ただし、無理は禁物で、痛みのない範囲で行ってください。
通常、首の寝違えは数日で改善しますが、痛みが激しい場合や症状が長引く場合には、早めに病院を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSteven P Cohen. Epidemiology, diagnosis, and treatment of neck pain. Mayo Clin Proc. 2015, 90, p.284-299.
織田 弘美. 整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂. 2007 - A.
軽いストレッチや体操、湿布の使用、患部を温めることが効果的です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の痛みを和らげるために、ストレッチや体操、湿布、温熱療法などが有効です。まず、軽いストレッチを行うことで、首や肩の筋肉をほぐすことができます。首をゆっくりと左右に動かしたり、前後に傾ける体操を行うことで、筋肉の緊張を緩和できます。
さらに、温湿布を使うことで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。温かいタオルや湯たんぽを首に当てることで、リラックスした状態を作り出すことができます。
これらの対処法は、即効性があり、日常的に取り入れることで首の痛みの予防にもつながります。痛みが続く場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。
首に症状があるという症状はどんな病気に関連しますか?
首に症状があるという症状について、医師からのよくある質問
- 首の痛みやこわばりがありますか?
- 朝方に、手や指が1時間くらいこわばることがありますか?
- 運動で痛みが和らぎますか?
- 首の痛みはうつむいたときに悪化しますか?
- 首の痛みは見上げた時に悪化しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科