水疱性類天疱瘡と後天性表皮水疱症は関係がありますか?
臨床症状は似ていることもありますが、原因が異なります。
水疱性類天疱瘡と後天性表皮水疱症は、臨床症状が似ていることもありますが、その原因となる自己抗体(自分自身を攻撃してしまう抗体)が攻撃する対象が異なります。
水疱性類天疱瘡は、表皮と真皮の境にある基底膜に存在する接着因子であるヘミデスモソームの構成タンパクであるBP230やBP180に対する自己抗体(自分自身を攻撃してしまう抗体)ができることによって起きる病気です。
一方、後天性表皮水疱症は、基底膜タンパクである7型コラーゲンに対する自己抗体によって生じます。水疱性類天疱瘡に比べ、難治となることが多いとされています。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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