好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の場合、主にどのような治療をしますか?
血管の炎症を抑えることを目的に、ステロイドや免疫抑制薬など薬による治療を行います。
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の治療としては、血管の炎症を抑え、症状を改善することを目的として、お薬での治療を行います。
患者さんの重症度や状態によって使用するお薬は異なりますが、以下のような治療などが考えられます。
副腎皮質ステロイド
副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン)を毎日飲み、症状が改善したら少しずつ飲む量を減らしていきます。長期間治療(1年間以上)することが多いです。
免疫抑制薬
脳・心臓・腸などの臓器に異常がある場合には、副腎皮質ステロイドに合わせて、免疫抑制薬(シクロホスファミド)を併用することがあります。
また、これまでの治療では効果が不十分な患者さんにおいて、抗IL-5抗体(メポリズマブ)などの生物学的な製剤(生体内のタンパク質を人工的に作った薬)が使用されることもあります。
なお、お薬による治療を行っても、末梢神経の障害によるしびれが残ることがあります。お薬を減量したり治療を中止すると再発することも多いため、医師に相談しながら治療を進めてください。
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最終更新日:
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
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