好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症」とは、喘息などのアレルギーを持っている人で、全身の細い血管に炎症が起こる病気です。原因は不明で、指定難病のひとつです。発熱や手足のしびれ、皮下出血(あざ)などの症状が出ます。喘息などがあれば呼吸器内科を、原因不明のあざなどがあれば皮膚科を受診しましょう。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
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特にアレルギーを持っている人で、全身の細い血管に炎症が起こる病気です。臓器に血液が届かず、うまく働かなくなります。
いいえ。全く違う病気です。血管性浮腫は急にまぶたや唇がはれる病気です。
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症は、以前「アレルギー性肉芽腫性血管炎」や「チャーグストラウス症候群」と呼ばれていました。
重症の場合は、入院が必要になることがあります。入院期間は患者さんの状態によって異なります。
10年生存率は81〜92%という報告があります。多くの場合、薬で症状を抑えることができます。
症状について
原因はわかっていませんが、アレルギーなど免疫の異常が関係していると考えられています。
喘息や鼻水、発熱、手足のしびれ、皮下出血(あざ)、腹痛、心筋梗塞、脳梗塞などがあります。
喘息や息切れ、息がゼーゼーする、鼻水などがあります。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
好酸球は、喘息などのアレルギーによって増加します。好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の可能性も考えられます。
はい。皮下出血(あざ)や、傷が広がって皮膚が深いところまで傷ついた状態になることがあります。
治療について
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(参考文献)
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