「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症」とはどのような病気ですか?
特にアレルギーを持っている人で、全身の細い血管に炎症が起こる病気です。臓器に血液が届かず、うまく働かなくなります。
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症は、かつて「チャーグ・ストラウス症候群」として知られていた病気で、血管炎(血管の壁が炎症を起こす病気)の一種です。
この病気は、特に気管支喘息や鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎などのアレルギーを持っている患者さんにおいて起こります。
このような患者さんにおいて、血液を構成する要素である好酸球が異常に増加し、体のさまざまな場所の小さな血管に炎症が起こることで、血液の流れが悪くなります。それによって、特に肺や皮膚、心臓、腎臓などの臓器が傷つき、働きにくくなってしまうことがあります。
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の治療としては、早めに炎症を抑えるお薬での治療を行うことで、症状は改善しますが、末梢神経の障害によるしびれが残ることがあります。また、お薬を減量したり治療を中止すると再発することが多いため、医師と相談しながら治療を進めてください。
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最終更新日:
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
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