悪性貧血と巨赤芽球性貧血の違いはなんですか?
巨赤芽球性貧血は貧血の分類のひとつであり、悪性貧血とはビタミンB12の吸収障害による貧血という診断名です。
悪性貧血と巨赤芽球性貧血の概念は一部重なっていますが、両者は別のものです。
まず、巨赤芽球性貧血とは、貧血の分類のひとつで、赤血球をつくる赤芽球が通常より巨大になっている貧血を指します。この状態は、血液の成分である赤血球をつくる材料が足りない場合に起こることが多く、葉酸やビタミンB12といった栄養素が不足している際に起こります。
このうち、ビタミンB12の不足によって起こるのが悪性貧血です。悪性貧血とは、自己免疫によって胃の粘膜が萎縮する病気です。胃の粘膜でビタミンB12の吸収を助ける物質を作っているため、結果としてビタミンB12の吸収障害が起こり、貧血が進みます。この一連の病態を悪性貧血と呼びます。
両者には重なっている部分がありますが、巨赤芽球性貧血は血液を作る仕組みからみた分類のひとつであり、悪性貧血は、自己免疫によって生じる一連の病態と言うことができます。
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
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